この一年半に渡りずっと書き続けている物語を書き終わったらどうなるのだろう、という事を常々考えています。
きっと書き終えても何も変わらないと思うのだけど。
今は毎日、生活に必要な事をする以外の時間は全て、寝ても覚めても書く事に取り組んでいて…
で、というか、だから、というか、近々この物語は書き終わると思う。
終わらないという事はないと思う。
なにしろ書く事は大変な事であるというのをこの話を書いている期間につくづく思い知ってしまい、今も長く暗いトンネルにいるような気持ちでいる。
なので、私は終わらせたくて仕方がない。
だから未完で終わるという事は突発的に何か重大な事件が人生に発生しない限りは、きっとあり得ない。
そして書き終わってしまったなら、その後、これまで費やしてきた日々で書いていたその時間帯を私は一体何に使うのだろうと考えてしまいます。
いや、そもそも書きはじめる前にはどうしていたのだろうか。
記憶を失ったわけではないのでどうしていたかはわかっています。しかし…
彼らに出会い、私は変わってしまい、だから書きはじめた。
彼らとの出会いは私にとって大きな出来事でした。
物語の中の彼らに出会う前の私にはもうきっと戻る事ができない。
…ま、そうは言っても書き終えたならどうなるか、なってみないとわからない。
だから考えても仕方ない事なのだけれど。
春には夏の暑さを一時的に体感してうんざりしたりワクワクしたり、夏には去ろうとする夏や秋の訪れを憂いたり…或いは喜んだり。
そうやって人の気持ちはいつでも一歩先を感じ、思うところがあるもので、
それでついつい
この後、わたしは…
という事をよく考えてしまいます。