映画「パプリカ」観た

plat
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面白かった。名前だけ聞いたことあるけど、全然中身知らない感じだった。YouTubeでたまに見かけるパプリカのパレードのシーンと所長の発狂シーン?だけ見たことあったけど、内容特に知らなかったのでよい機会だった。

夢がテーマの映画ということで、今まで観た映画とかゲームとかにも結構関連する要素があったりして結構面白いと思った。

インセプション好きなので、夢の中でいろいろやるとすぐインセプションで観たやつ〜ってなってしまう。深層意識?が表れたり、現実世界で待機してる人に覚醒操作を頼んだりするやつ似てると思った。インセプションだと寝てる人を水に突っ込んでたけど、パプリカだとPC経由で覚醒処理実行していた。

基本的に夢の中の話なので、自分の姿や形を自由に変えられたりするのだが、そこに加えてカメラワークとかアングルとかの、第四の壁(夢の中の話を起きてる人間が観測できるのだが、その際の映像とか夢の中で起きてることをその中の人が観測してることにしたりとか、いろいろあるけど説明するの難しいw)を超えたりする感じ、結構面白くて好きだと思った。

レディープレイヤー・ワンというVR・仮想現実テーマの映画があるのだが、そのシーンの一つに、登場人物が仮想現実から覚めたと思っていたけど実はまだ仮想現実の中にいる、みたいな展開があるのだが、パプリカでも似たようなことがあった。お約束?として、覚めたと思った現実では夢に潜るための装置をつけてなかったり、本人しか知らない情報が間違ってたりする感じ、ある。

わりとネタバレだけど、終盤らへんで現実世界に夢が流れ込んできて融合しそうになるシーンがあるが、崩壊スターレイルのv2ストーリーもだいたいそんな感じの展開だったり、ダンジョン飯も地上世界と迷宮(欲望を叶える力を持った悪魔の支配域)が混ざってしまう展開があるので、夢っぽいテーマだと王道的な流れなのかもしれない?パプリカは基本的に他人の夢に入ってどうこうする話だが、ダンジョン飯でも夢魔で他人の夢に入る回があるなと思った。夢魔は結構好きな回。

パプリカといえば多分例のパレードと平沢進の音楽だと思うのだが、やっぱりパレードは狂気的だし、音楽も今でもなかなか聞かない雰囲気の音楽で尖ってるなと思った。先鋭的?と言うのかな。わからん。

パプリカの中で、思考が乗っ取られた人がなかなか脈絡のない単語の羅列(よわよわLLMの生成文みたいな)を叫ぶ感じ(有名な「オセアニアじゃあ常識なんだよ」)、結構怖い演出だと思ったのだが、発言者のバックグラウンドとか微妙に反映されていて、よく設計された狂気的なセリフだなあとおもった。理解は全くできないが。

最後らへんまであんまりよくわからなかったのが、パプリカは二重人格(のもう片方の方)という感じでいいのかな。たまに現実で口挟んできたり、夢の中でメインで活躍してたりするのでよくわからない。

全体的に面白かった。

@plat
記憶が秒で消えるのでメモ。基本的に語彙力がないです。