行ってきた。
GoogleくんのAIへの力の入れ方が見れるかなと思った。こういうイベントはいろんなものが見れたり話が聞けたりグッズが貰えたりグッズが貰えたりして楽しい。あと入場料無料なので行くしかない。
基調講演
10:00 からあるGoogleの講演。ライブもやってたぽい。これに参加すると先着でクッションがもらえるらしいんだけど、入場が遅かったせいか貰えなかった... (これでも9:30くらいにはついていたはず...)
基調講演聞いた感じだと、
「大胆で責任あるAI!お客様のデータは勝手に学習したりしないよ!アーキテクチャ的にも安全!全ての人にAIの恩恵を!」
みたいな感じだった。想像以上にAI祭りだった。
特に言語の生成AIがメインな感じっぽかった。
基調講演の最初の方に、松尾研究室のLLM Summer 2023講座が紹介されてた。Google Cloud を使って機械学習の講座を〜みたいな感じの文脈だった気がする。ちょうど自分も参加してたやつで、L4 GPU を 150 時間くらい使ったりできた。Google太っ腹〜〜
他にはGoogle WorkspaceとかGCP上で使えるDuet AI ってのが紹介されてて、資料与えてブログ記事書かせたり、BigQueryの分析させたり、エラーログから修正案考えさせたりするデモをやってた。途中完全にGitHub Copilot Chatみたいのデモがあったんだけど、Copilotと比べて応答速度がバケモンかよってくらい速かった(デモだったからかもだけど謎)。Google Meetで使える、自動で書き起こして翻訳した字幕を表示するやつ便利でいいなーと思った。
PaLM2で、社内のテレワークルールについて質問して回答させるデモがあった。最初は資料なし、次にルールの書かれたPDFありで、の比較だった。「テレワークは週に何回までできますか?」って質問で、初回の資料なしの条件だとそりゃ答えられなくて当然だろって思った。資料与えた2回目はちゃんと答えてた。逆に間違えたら困っちゃうよ。
今更だけどPaLMの公式読みはパルムじゃなくてパームらしい。
この講演で連想するのはやっぱりOpenAIのGPTsだけど、Googleのはどちらかというと組織向けって感じだなと思った。GPTsは個人で使ったり遊んだりが多そうだけど、Duet AIとかPaLM2ファインチューンとかは、社内で使うーみたいな感じがあった。
あと、データのセキュリティというか保護というか、そういう感じのことも強調されてた。Data Residency?みたいな感じのやつ。最近日本リージョンが追加されたっぽい。データが分散配置されたりせずに、日本だけに固定されることが保証されるストレージみたいなやつ。
Anthropic (Claudeのとこ)、Midjourney(最強)、 RunwayML(SDv1.5) が Foundation モデルパートナー企業の中に含まれてた (他にもいくつかあったけど聞いたことない会社だった)。
PaLM、Imagen、Codey (GitHub Copilot の Google 版) がファインチューンできるようになるらしい。「わずか100個のサンプルでモデルのパフォーマンスを向上」みたいなのを言ってた気がする。人からのフィードバックを使って改善(パブリックプレビュー)、みたいなのもあったから RLHF もできるのかも。Codey のファインチューンはつい最近の GitHub Copilot Enterprise の機能とかぶってるなという感じ。元々利用してたプラットフォームがGitHubならCopilotを使う、みたいな感じに利用が分かれるんかな?さっきも書いたけど、Codeyのコード補完デモが爆速すぎてびっくりだったので、そこらへんで差がつく可能性もあるかも。でも個人だとCopilot一択だね... (ほぼ企業向けイベントだからってのもあるだろうけど、企業向けサービスをめっちゃ売り出してる感じあった)
他のブース
Google Cloud のサービス紹介とか、他の参加企業のブースが少しあった。
fastly とか elasticsearch とかあった。AMDはなぜか無料でホットコーヒーとか配ってた(座る席がなかったので速攻で飲んだ...)。アイスコーヒー、紅茶、オレンジジュースも選べる。
Google Cloud系のブースだと、
TPU v5e の解説とか
PaLM2のデモ
PaLM2がベース?のVQA
集英社の漫画のデータを使った類似画像検索...?
他にも色々あった気がするけど忘れた。思い出したら書くかも。
Google Cloud のクイズがあった
GCP のアーキテクチャとかについてのクイズに答えると景品が貰えるやつがあった。データ処理に関してだったり、アプリ開発に関してだったり、あと一つは忘れたけど、3つのカテゴリがあって全部挑戦できる。クイズに答えるとUNOカードが貰えて景品と引き換えられる。
ちなみに、このクイズに答えるときにGoogleアカウントでログインが必要になるのだが、自分のアカウントでログインしたらなぜか認証が失敗してクイズ挑戦できなかったのでスタッフさんのアカウントでやることになった。2段階認証設定してるとなぜかエラーが出る??みたいなこと言ってたけど、逆に2段階認証設定してない人がいるんかな...とかそこが本当に原因なんか...とか思ったりした。
「メディア事業を変革するGoogle Cloud生成 AI 技術のご紹介」
という講演を見た。講演内容とは全然関係ないんだけど、4つのディスプレイが並んだステージで同時並行で講演が行われていて、スピーカーを使う代わりに同時通訳の装置使ってイヤホンから音声聞くっていう珍しい形式の講演で新鮮だった。
内容としては、PaLM2(テキスト)、Imagen(画像・テキスト)、Chirp(音声・テキスト) の紹介みたいな感じだった。あとImagen (?) の動画キャプショニング (プライベートプレビュー) 使って動画のキャプションつけて検索しやすく〜みたいな感じのがあった。というか、Imagen ってキャプショニングに使えるんだ...って思った。構造どうなってんだ。
あと、ここで初めて知ったのだけど Imagen の公式読みはイメジェンらしい(image+gen)。今までずっとイマジェン(imagine+gen)で読んでた。多分心の中ではこれからもずっとイマジェンって読む。
この講演で使われてた画像がめちゃくちゃAI生成画像(おそらくImagen)使われてた。
自社IPを有効活用する〜みたいなくだりの所で、キャラクターっぽい応答をするAIチャットボット?みたいなのを説明していて、そこのスライドにAI生成のアイコン画像がいっぱい出てきていたんだけど、そこにがうるぐらとハルヒがいてちょっとおもろかった(他は特に原作なさそうな生成画像いっぱい)。関連性は謎。
検索のための Embedding とかの紹介もあった。詳細は忘れた。
もらったグッズ
色々もらった。
Google 系のグッズ
ポーチ?
スマホスタンドになったりビール瓶の栓抜きになるキーホルダー
シール
クイズに答えると貰えるやつ。
他
AMDのロゴ入ったナップサック
CloudAce のソーダ味の綿あめ (←???)
乾電池で動く系ロボットのプラモデル?
水 (なぜか透明なエネルギーゼリーの容器だった)
お弁当 (サンドイッチだった。結構しっかりしてた。)
缶のお茶
ラップトップスタンド (MongoDB) (使い方が不明)
トートバッグとマウスパッド (Elasticsearch)
インスタントコーヒー
パインアメ
ミント味の何か
等
お弁当を無料で配ってたのが個人的に衝撃だった。
感想
良い点
無料なのにかなり面白い。かなり空いてるので快適 (少し前のモーターショーは混みすぎて苦しかった...)
悪い点
椅子が硬いのでずっと座ってるとお尻が痛い。ディスプレイが高い位置にあるのでずっと見てると首が痛い。