嬉しさや悔しさ、ひとつじゃ表せない感情、あとは根とか軸といった奥底に据える指標、そういうものをどうにか言葉に変えて残していくのが好きです。いつでも思い出せるように、自分を作っている材料を忘れないように書き留めて地に足をつけていきたいと思っています。
今日は持っている材料のうちのひとつを思い出したので書き残します。
去年観ていたワンルームエンジェルというドラマの中の台詞なんですけど、
「俺は 与えられたし、与えることができた。」
もう！この一言が大好き！
人生の中でこんなふうに言える瞬間があったならどんなに幸せか！わたしが知る限りいちばん満ち足りた表現。最高にハッピー。死にゆく間際、自分の人生を総括する時にはこう思いたいなって憧れます。
人に何かを与えることが喜びのひとつになるタイプの人間だけど、与えるだけのいわゆる無償の愛とかは持ち合わせていなくて、見返りは欲しい(物とかそういう話ではないです)差し出したものを受け取ってもらえて、返されて、それを受け取ってまた返していくような応酬を重ねていきたいと思います。一度きりでも素敵だけど、続いていけたらもっと素敵。そんなふうにやり取りできる人が自分の人生にいてくれたらとても嬉しいです。
ま〜〜その為にはそれに足る人間にならねばならないわけですけどね。むずかしい。
与えられたし、与えることができた。そうやって言い切れるまでの道の途中。おおきく道を外れているつもりはないけれどたどり着いている気もしないし、あとどれくらい何をすればいいんでしょうね。果てしないな。
優しいひとになりたいです。