2025年、読んだ本の感想①

po6
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公開:2025/12/6

読書感想文は直後の感想こそと去年学んだはずなのに…!気持ちを言葉にすることが苦手で腰が重いなと思っていたら時間が経ちすぎました。それでもめげずに書いてみようと思います。あとめちゃくちゃに自分語り。泥酔しとんか?という管の巻きっぷり。

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この時代を生きるための独自性のつくり方/田村正資

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▼外でご飯食べながら読んでたのでふせん代わりに紙ナプキン挟んでいる。

QuizKnock(baton)の田村さんの著書。学ぼうチャンネルとか論文発表での田村さんの話し方がとても好きで、そんな田村さんの本が出るとお見かけしたので買ってみました。

他人との比較や競争だけのものさしだけじゃなくて、自分自身が満足できる、自分だけのものさし(独自性)も見つけてそれを周りにシェアしていけたらいいよね、という内容の本だと思って読みました。わたしは二次創作をしてSNSで発信しているオタクなので自分の状況に置き換えて読みやすかったです。というかイメージしやすすぎて胸が痛い場面もありました…。ざっくり置き換えると「リポストやいいねの数字に囚われずに自分自身がよしとするものを描いてそれをじょうずに伝えていけたらいいよね」っていう…描く(書く)タイプのオタクでは度々話題になるやつ~。

何度も念押ししてくれる結論には同意だし、何なら「いやそう、わかってるんです」ということなんだけど、実際わたしは前ほど気にしなくなったとはいえ、いまでもいいねの数とか意識してしまいます。だいたい「かわいく描けたー😭」という絵ほどいいね少なくて「何か違うけどもったいないしな…」という絵をたくさん見てもらえたりするので不思議。結局「まあいいか」にはなるし、だからといって描くもの変えたりはしないんだけど「うーん…そっか…」くらいには気にしてるかも。その時のホルモンバランスによっては「まあ絵へたくそやしな」と自分を下げて納得させようとする日もあって、少し時間が経ってそれはいけないな…と気づいたりします。自分の絵をうまいとかへたとか思うものさしに他人からの数字を使うんじゃありませんよ!!!この部分が思うように描けなかったからまだへたくそだな…とかいう気づき方にしてください。わたしへ、わたしより。

自分が満足できる、自分の好き、良し、おもしろいなどのものさし(独自性)を見つけるための方法やそれを育てて成熟させていく方法が丁寧に書かれていてよかったです。そう、丁寧だった。語句の捉え方についても活かし方についても、ひとつずつ丁寧に説明してくれている本だなと思いながら読みました。わたしはYouTubeで活躍する田村さんを知っているので、あの声、テンポ、抑揚、気遣いで文章が再生されてよりそう感じたのかもしれません。「伝える」ということにすごく気遣いを感じる。

内容としては、そうとは知らずにやっていたことが実はわたしの独自性を形にする助けになってたんだと教えてもらえたり、取り入れやすそうなtipsも多くありました。全部ではないけど早速実践していることもあります✌読むだけで終わらないようにしたい(だいたいそうしがちだけど)

あと、この本では他人との比較や競争を100%悪いものとしては扱ってないし、社会を生きていく上では切り離せないものとして扱っていて、その中で自分の満足をうまくシェアして外と繋がっていけたらいいよねという話なんですが、いやもう本当にそう。繰り返しになるんですが「わかってるんだけど至れていない」みたいな感じで、早くそこに至りたいものです。「うまく」が難しいよ~!

「うまく」シェアができている例は本の中にも出てきた「好きになっちゃう放課後」シリーズが最たるものだと思います。わたしは数学も化学も地理も何もわからないけど、それについて語る鶴崎さんやyoshidaさんや伊沢さん乾くんを見るのはとっても好きだし、わからないけどめちゃくちゃ楽しい。たまに「読書が好きになっちゃう放課後」とか自分にも共通するテーマの回があると一緒に盛り上がれてなお楽しい。放課後シリーズだけじゃなくても、通常の企画でも何でも、QuizKnockの人たちは自分の好きなものや得意なもの(独自性)があって、それを楽しそうに話してくれる(シェアしてくれる)から大好きです。専門的すぎて周りがわからないよ知らないよとなってもこうなんです!ドン!と笑って構えているし、周りもその専門性を特長として認識しているというか、それぞれがそれぞれの畑にいて、お互いに良しとしているというか……QuizKnockってこの本の実践ができている社会なんだろうな…。

以前、解問くんが配信の中で「『楽しそう』っていいよね。自分が楽しんでてもそれが人に伝わるかは別だからね。」と話していて、本当にそう……となったのを覚えています。楽しむ力とそれを伝える力って別なんだなあ。

その伝え方についても本の中に記載があるので、少しずつ取り込んでいきたいと思います。できないなって嫌になって立ちすくんでしまうけど、できるようになるにはやってみるしかないんだよな〜!

ちなみに、楽しむ力、自分が満足できるものについては見つけられている気がしていて、わたしはわたしの解釈で二次創作できている気はしています。いさマリって穏やかキュートカップル…ニコニコだしめろめろ…かわい~。自分が見えてるものや見たいもの描いていく。その「かわい~」と思う気持ちをうまいこと絵などを通して伝えられたら最高なんだな。いさマリって本当…かわいいんですよお……………🍺🍶🍸

考えながら新しいこと試行錯誤していくことも大事だけど、とりあえず好きな絵描いていま伝えられる楽しい〜!を続けてみるのも大事なのかもなと思うので、またお絵かきオタクとしてTL賑やかせたらいいなと思います…✊️わたし自身、技術的に上手な絵が見たいというより「この人これが大好きなんだな」「すごい楽しそうにしてるな」が伝わってくる絵や人が好きなので…「楽しそう」をなるべく伝えられる人になっていけたらいいな。

読書感想文というより酔っ払いの管巻きすぎる。自分の環境に重ねて読みすぎたかもしれません。

新しい視点を得られて衝撃的だった!というより、自分の中にあるごちゃごちゃしていた引き出しの中をある程度きれいに整えてもらえたような本でした。一度読んだだけではすっきりと全てを理解できたようには思えなくて、たぶんまだきれいに整理できるんだろうなと思います。少し時間を置いて再読したいと思います。

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これはただの泣き言なんですが、最近謎のアンチ自分さんからボコボコに殴られていて、わたしが絵描いたところで誰もハッピーにならない…なんて初期いさおみたいな状態なんですが、少なくともわたしはハッピーになると思うので、とりあえず自分をハッピーにするところからやり直してみたいと思います。

急にしおしおになって2週間くらい絵描いてないの、時の流れ早すぎて怖い。

@po6
ISFJ