大阪市立美術館に行ってきました

ぽちまる
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公開:2025/5/17

国宝展やってるらしくて行きました。

原田マハの小説(絵画・美術史系?)→国宝の楽しみ方的な本を読んだ影響で、実際に自分でも見てみたくなって。

平日なのにめっちゃ人おったよ!(チケット販売は行列できてた)(写真は15時すぎ)

展示は絵画から書物、像、楽器、装飾品、刀など多岐にわたります。美術品として鑑賞するとか、資料として読み解くという2つの楽しみ方にざっくりと分けられるのかな。

個人的には屏風が1番面白かったな〜

屏風は折りたたまれた絵だから、平面の絵にはない立体感や奥行き感があってすごく不思議!

「折り目のところは曲がって見えるはずなのに、この枝はまっすぐに見えるのはなんで?」とか「平面の絵画なら、この方向に描いてりゃ木が上に伸びてるように見えるはずなのに、屏風だと奥に伸びてるように見えるな…」と考えたりとか、ちょっと屈んだり左右に移動しながら見え方変わるか試したりして、めちゃくちゃ楽しかった!

水墨画とかはシンプルゆえに画風というか、同じモチーフでも描き方の違いが浮き彫りになるのが興味深かった。(同じ濃淡でも、物の色の濃さを再現しているのか、影を塗っているかで、浮かび上がり方がだいぶ違う)

どこを描いてどこを省略するかで、それぞれ表現してるものが違うんだろなーとかも面白かったポイント。

他にも洛中洛外図屏風とか、完全に日本史版ウォーリーを探せだし。日本史に詳しかったらおもろかったんだろうな〜。

これ何やってんだろ〜とか、これ偉い人っぽいけど誰だろ〜とか、これ四条のどの辺かな〜とか読み解くのはけっこう楽しい。

あと、漆塗りがめちゃくちゃ綺麗だった!生で見たら本当に綺麗な真っ黒!控えめに散らしてある金箔が映えてて、さながら夜空みたいな感じ。

他にも、私の現代人的な感性で勝手に「これやってること実質インスタじゃね?」とか、「昔の役人さんとか、まさか自分の誤字や書き直しとかが、後世で衆目に晒されるって思ってなかっただろ…知ってたんかな…」とか「偉い人に習字習わせてたのって、こうなること見越してなんかね」とか思ったりして。

感想全部書ききれないけど、とにかく充実してました!が!

この楽しみ方しようとしたら、今回の展示は混みすぎだし、見るもの多いしで結構ハードル高いかな…

展示室は計12部屋で、正直4部屋分が気力・体力的にも適量かな…今回の分量だとかなり気合い入れて1日がかりの覚悟で行かなきゃかも…(鑑賞タイムは合計4時間くらいかな…)

省エネのためにも「現物を見る」ことに何を求めるか明確にしとくのは大切かもなーと思った。

逆に休みの日とかにふらっと行けるレベルがどのくらいか把握できたのは良かったかも。

ともあれ、今回の試みで自分の世界がどんな風に広がっていくのか少し楽しみです。

@pochimaru1840
TLに直接流したくないもの置き場