年末からこっち、ひとつの記事が出ただけでひとの人生ってこんなに変わるんだな…と世情をぼんやり眺めています。検索に引っかかるのもいやなので名前は出さずに進めます。察してください。察した上で、以後は批判も擁護もしていない文章になりますので、読みたくない方は回れ右でどうぞお願いします。
どこの誰かも分からない人が何も考えずに、とりあえず話題になってるから浅い言葉を残して(当たり障りがないくらいの誹謗中傷も入れてみたりして)それでおわり。そんなようなものが今SNSでいちばん見たくない投稿なので、初めてミュートワード機能を使いました。快適。でも本人の動向は知りたいし、騒動のさなかに著名人の誰がどこで何を言ったのか何を書いたのかは覚えておきたいので、ニュースはチェックしています。もっと世の中には報道するべき事柄があるんだろうな、と思いながら。話の中心にある例の記事はお金を払ってまで読んでいないのですが、本文を読まなくても内容は伝わること、雑誌の売上に貢献したくないこと、気分が悪くなる文章をすすんで読みたくないこと、などの理由があります。
わたしはこの芸人さんが好きなのですが、今改めて声高に言うことではないかなと思っています。要するに今のタイミングで、過剰に擁護する気はないということです。
お前それでもファンなんけ?と言われそうですが、記事の内容がまるっきり嘘、ということは恐らく無いと予想しています。多分、彼のことを好きだったり発言を追いかけてきたひとほど、そう思ってるんじゃないだろうか。女性に対するひどい扱いをネタにして笑っていても、今まで何も思わなかったの…?それでも好きだったの…?という疑問に対しては、それでも好きだったんですよ。これからも好きですよ。と言うしかないです。なぜなら、それがその芸人さんの全てではないので。
好きという気持ちはわたしだけのもので、起こった出来事の善悪とは別のところにあります。
今回告発に踏み切ろうと思った女性にわたしが寄り添えないのは、その人に対しての感情より、今まで自分のなかに溜めてきた芸人さんに対しての気持ちが、当たり前だけどはるかに大きいからです。自分がその女性の家族なら友達なら、また話が変わってきます。顔も見えない、名前も知らないひとには寄り添えない。かと言って、好きな芸人さんの側に立ち、彼女を批判するつもりもありません。起こってしまったことは無かったことには出来ず、話し合いをするべきは本人同士で、うやむやにせずきちんと決着をつけるべきだと思うからです。
なので今後裁判をすることになる、そのために活動休止するという判断について、何も思うことはなく、ただのいちファンの自分はそのまま受け入れるのみです。きっと双方が納得するかたちにはならないでしょうが、できる限り白黒はっきりさせて、またテレビに戻ってきてほしい、それだけを願っています。もしかしてテレビじゃないのかもしれないけど。
その時は相方さんも一緒に、横に並んでるといいな…と祈るような気持ちです。引退しようか悩んでいる、と近年しばしば発言していたけど、こんな形で居なくなって欲しくない、ほんとうにそれだけを願っています。以上。
1/29追記。芸能人がこれに関してコメントを出す中で一番しっくり来たので記録。冷静に先を見据えながら告発した側のこと、周囲にいる後輩達のこと、何が一番恐ろしいことなのかを考えていて知的な人だと思った。