(スマホでなにかできることを探すシリーズ。昨日はスマホの全角フリック入力で扱える図を記述するためのDSLを考えていた(後でリンクを貼る))
スマホで図を描く話を考えてみると図で表現できるものは何だろう?だとか文章で表現しづらいものは何だろう?と考えたりする。
そしてそれ以前にどこに図を置き利用するのだろう?という所が気になってくる。例えばこのテキストに図を置きたいとなると画像ファイルにする必要がある?最悪スクショでも良いのかもしれない。
手間を掛けたらできるの前に環境がないのでできないもあり、PCを触れる普通の人が1日中机の上に居られる立っていられる両手を使う作業をし続けられるとかでの編集環境との差異も考えてしまう。
まぁ何にせよ図の置き場というか利用箇所をイメージして置けると良い。
他人に説明するときにはこういう頭の中をそのまま出力するような文章では辛くなる。だいたいの場合には適切な段落分けと適切な章のタイトルが欲しくなる。
加えて自分にしかわからない文章だったり特定の領域に偏った表現を原文そのままに書き下したものには注釈的な説明が欲しくなる(個人的には最近はこれにgfmの拡張の >[!NOTE]を利用している)。
あとは箇条書きもそうか。
イラストというか絵のようなものを真面目に文章を書くというときに使う人も居る。これには2つのものがある。
- 特に意味のない箸休め的なもの
- 文章中の関係性を説明するもの
前者は意外と馬鹿にならず離脱率を下げる。ちなみに意味の強調やイメージを喚起するようなイラストもここに含めることにする。雰囲気としてのそれ。
一方で図は後者にあたるものなような気がする。個人的には登場人物としてのノードと何らかの関係制の矢印(エッジ)が存在するグラフのようなものがもっとも単純な図だと思っている。
文章を主にしたものはこのようになり図を主にしたものはスライド資料のようなものになるんだろうか?
ここまでの話では図単体ではあまり価値を産まないという形で考えてきた。
それではもっともシンプルな図の運用とは何だろう?と考えてみることにする。意外と大げさな土台は必要としないような気もする。
特定の図をスクショしたものを引用した呟き/ツィートは十分運用として機能している気がする。
メッセージ性を煽るような証拠写真的な形で絵(写真)が使われることもある。しかしこちらは絵的な運用で図ではない。
人物相関図みたいなものの投稿がもっともシンプルな図の運用な気がする。
関係性を大まかに理解したいときに図は威力を発揮する。しかしそれは常に必要とするものか?つまりスマホの表現力を上げるものになるか
ここで何を考えていたかというと、スマホで図を作成するUIにどのような機能が必要になるか?みたいな話。最悪画面のスクショでも良いような気がした。
まぁでも一度作った図に修正を加えたいような気もする。mermaidのような形に変換されきった状態で保管されるとその調整はできなそう。
あと他人と共有したいならやっぱりパーマリンク的なものが欲しい気がする。
個人的にはUMLに嬉しさを感じない方なのだけれど、それは主にメンテコストが原因なような気もする。あとは画像中ではリンクが機能しなかったり検索が機能しなかったりするところ(SVG的な何かなら機能するかもしれない)
欲しいのは果たしてUMLなのか?という所も気になる。mermaidも便利と思いつつも常に使うか?というとどちらかと言えば気分の乗ったときになんとなく使うみたいな感じの始まりが多い(実際には作った図が後に便利に説明のときに機能したりはした)。
例えば複雑なMakefileの説明だったり、インフラの説明だったりには便利に機能する。
しかしこれは実態に対する抽象としての図でスマホで片手で創られるのは頭の中の関係性を手軽に出力するもののような気がする。
この分類は良い気がする。
- 実態に対する抽象としての図
- 頭の中の関係を出力した図
せいぜいスマホで作れるのは後者の範囲な気がする。理由は単純で画面1つでかつマルチウィンドウが機能しないからだろう。
(そういう意味では一度物理的なノートに図を描いてからそれを図に起こすみたいな形で作ることもできる。しかしそもそもノートに図を描くというのは机の上で両手を使って行う作業であり、ノートに図があるのであれば単に写真を撮れば良い話な気もする)
改めて考えてみるとちょっとしたプロンプトによるアイコンやイラストのガチャで図ではなく絵は出力できるかもしれない。こちらは完全に賑やかしに極振りしたものになりそう。写真の撮影技術のように無駄な情報を上手く削減する方法が見つかるともうちょっとマシな利用方法が見つかるかもしれない(これは今回の話には直接関係しないもの)。
冒頭のDSLのものへのリンク
tier表とかも関係を表す図の一つかも