il y a英語で言う所のThere is、There are、ドイツ語ではEs gibtのことである。レヴィナスはハイデッガー批判の文脈から発展しているため、恐らく意識されている。es gibt seinは存在が『与えられて』いる。il y aは、自立してその者がそこにある、とされる。確か実詞化の話も関わっていた筈。
il y aの定義は、『実存から実存者へ』で語られているらしい。曰く、あらゆる存在が抜け落ちていく、つまり、身の回りのものを一つ一つ取り除いていったときに至る何者もない状態。しかし、何者も存在していないと言う状態が『ある』いう事。差異が無いから名付けようもないような気もする。非人称的とも。夜の子供部屋の沈黙の中で『ざわめいている』何か。不眠とも覚醒とも言い換えられている。
存在と存在者。存在は、存在という『形而上の概念そのもの』の事。存在者は存在している個別具体的な者を示していたのかな? ハイデッガーの概念だった筈。このイリヤから存在者の発生の話が、『実存から実存者へ』だった筈。この辺りのロジックはわっかんない。主要ワード。
実詞化、疲労、存在が自分自身に対して起こすずれ、眠り、意識
ここ参考
体を横たえる事で場所を占有し、そこから場所を定めてそこから存在を確定させるんだったかな? 合田先生の本にもう一度挑戦したい。なんかこんなメモがあった。
イリアの夜→安眠による自己の場を確立→世界を享受する
家による外からの遮断と所有の概念の確立。そこから糧の享受につながるんだったけかな。覚えてねーの。
閑話休題。
2023/12/05、また挑戦したい。