岡崎京子の漫画「3つ数えろ」が好き
ラブラブな夫婦が3人殺して庭に埋めるんだけど、その件は永遠に露見することなく、そのまま年老いた二人は子どもや孫に囲まれて穏やかな死を迎えたって話
因果応報なんてありえないよなって思ってる派だから、初めて読んだときすごく嬉しかったな。そう!これ!こういうこと!って思えて。
そもそもすべてが因果なのだとしたら、災害や事故に巻き込まれた人はみんな悪事を働いたことになってしまうし…そんなバカなことはないはず
だからこの漫画の「めちゃくちゃ悪いことしたけどめちゃくちゃハッピー!」っていうのはすごく腑に落ちるというか…実感としてわかる。現実もだいたいそうだし
あとこの夫婦のぜんぜん悪びれてないところも好きなポイント
女子高生殺してラブラブセックス♡→数ヶ月後には赤ちゃんが♡→ついでに元カレ元カノから接触あったから暴行して地下室閉じ込めたら忘れて死んじゃった→埋めよう!って流れ、恐ろしいけどすごい良いよね…ある種の美学すら感じる
けっきょく善人でも悪人でも、ある程度のしたたかさは必要なんだと思う。生き残るには。