小さい頃から、デブで運動が苦手だった。
勉強もぜんぜんダメだった。
どれぐらい勉強が出来ないかというと、小学校6年生になってもまともに掛け算が出来ないというか足し算も2桁だと怪しいレベルだった。
他の教科も全部だめ。
唯一出来たのは社会科ぐらい。
そういう子ってゲームが得意だったりするけど自分の場合ゲームすら得意じゃなかった。
まじでゴミ以下の人間で小さい頃から「自分って生きる価値ねーなー」とか「たぶん来年ぐらいに死ぬんじゃね?」って思いながらずっと生きていた。
なんとか高校生になれたけど、それでも生きているのが辛かった。
そんな自分が変わったのは、高校生のころに父親の取引先の人とバンドをやるようになってから。
師匠と慕ってた父親の取引先のおっさんは、見た目はほんとただのおっさんだったけど、今まで自分のまわりにいた人とは違ってダイナミックでアグレッシブで良い意味チャランポランでめちゃくちゃかっこよかった。
きっと僕がプログラマになったり、起業したり、働きながらも全力で子どもと遊びたいと思えるのは師匠の影響なんだと思う。
一緒にバンドやってたのは上京するまでの1年半なのに今でも影響が本当に色濃く残っている。
なんだかんだもう12年会ってないので久しぶりに会いに行こうと思う。
自分の子供を連れて。