6班あって、つまり班長が6人いて。6人が集まって会議をする。次の席替えの席を話し合って決める。
残念だけど、近くに親しい友達がいると騒いで授業に集中できない人がいる。こちらも集中できない。
「だから、くじ引きで決めるより、班長が話し合って、それら人間関係を考慮した席を決めた方が平和」
これが現実。受験なんだから集中して欲しいとは思う。
でも、そういう人がいるなら仕方がない。その人たちに合わせるしかない。
問題は、班長が席を決めるから、班長自身がなりたい席を決められてしまう、ということにある。
また、他のクラスメイトは席を知らないが、班長である6人だけは、全員の席を事前に知れてしまうこと。
これが問題である。
でも、しょうがないのか。
先生だけが決める、というのは小学校の頃にあった。
…でも、さすがに受験の手続きなど多い今の時期に席も決めるとなると、先生が遅くまで学校に残って決めざるを得ない。
いっそのこと、クラス全員で決めたらどうか。
…あり得ないね。一緒になりたくない人がいて嫌だとか、最前列は嫌だとか、後ろずるい、だとか。
そのくらい我慢しろよとも思うし、社会に出たときにそれは通用するのか。
そう考えたときに、私はまだ学生だから想像でしかないが、たぶん通用しないだろう。よほどの理由がない限り。
もちろん、こんなこという人は、ほんの一握り、クラスに数名いるかいないか。
ただ、その人たちのためだけに、私たち班長が放課後残って考えるのは、おもしろくない。
班長は、自分の席を事前に知れて、運良ければ自分のなりたい席になれる。
だから我慢するべきなのか。
今回なんて、席を決めるだけのことに2週間かけた。
受験なんだから、私たちも勉強に集中したい。
こういうことは、高校生になっても、社会人になっても続いていくのかな…
はっきりいって、めんどくさい。
でも、班長としてやるべきことはやらなければならないし、班長としてするべき行動をとらなければならない。
そこは妥協しない。しっかりやる。
でも。
…どうすれば、自分を納得させられるだろう。