2024/4/18『続ける思考』

pome
·

そんなタイトルの本を読んだ。なぜなら、自分が公私共にモヤモヤと抱えている課題を解決しようと思うと、そのための課題は「続けられないから」に尽きるなと思ったから、その克服に役立つかなとタイトルを見て思ったからだ。去年増えてしまった体重を落としたい、英語できるようになりたい、説明や応答を簡潔できるようになりたい、きちっとした文章をすぐ書けるようになりたい、たくさん本読みたい……どれも一日で速攻に達成するものでなく、泥臭い努力や失敗、積み重ね、進歩しているかよくわからない日々の中でいつの間にか上達し達成する話なんだろうと思う。そうやってずっと前から思ってるのにできないことについて、自分がやると決めたことをやり抜けないことについて、市販の設定したゴールポストを自分に甘えてすぐ動かして後ろにしてしまうことについて、すごくコンプレックスに思っていて、でも自分には仕事で疲れてるからと甘いところがあって、そうやってやりたいと思っていても続けられないという日々が続いていた。そんな時にAmazonでふとこの本に目がとまり、本は気になったらすぐ買うの心情でポチっていた。

読むと著者は「継続」が趣味であるという話から始まった。なるほど、続けている行為自体やそもそも続けたいと思う最終目的にフォーカスするのではなく、「継続」しているという状態自体にフォーカスし、目に見える形で表現することがあるんだなと目から鱗だった。確かに、冒頭に書いた悩みの原因だって「続けられないから」ともう自分で特定できているのだから、まずは続けることを目標にするのはある種自然かつ合理的な発想なのかもしれない。目の前のことをやる、5分の細切れをたくさん数珠繋ぎにしていってみる、なるほど続けることを目的としないと生まれない発想だ。

あとやりたいことや勉強しなきゃいけないことがあるのにできていないときの解決策として「ダラダラ動画やSNSをみない」という解決策が自分の中にあった。でもついつい見てしまう自分に嫌気がさしていた。そうやってやらないことに意識するのではなく、やろうとしていることをまずやってそれを細切れに続けることを目標とした努力をする方にリソースを割くべきなんだな、この本を読んで今更ながら考えた。

@pome
思考の言語化を練習するポメラニアン