子供の頃は、不幸とか不運という出来事は、なぜか自分には起こらないと信じて疑わなかった。
ドラマみたいなことなんて、非現実過ぎて。
でも違った。
幸も不幸も現実にあって、何の前触れもなく突然やってくる。
いわゆる昔のトレンディドラマってあまり興味なかったし、見た作品もほぼ覚えてない。仕事してたしなぁ…不器用だから、あれもこれも一生懸命になれないタチだし。
でも、時の経過と共にあれこれしたくない経験や、あの頃には夢にも思わなかった経験もしたからか、内容や演出によるけどドラマや映画の見方が変わった。
いつのまにか、ノンフィクションじゃないけど、ドラマの中に自分や家族、友達の姿を重ねるようになっている…
そして、時代を越えて登場人物や、今は亡き家族に思いを馳せて見てしまう…
みんなが主人公、ノンフィクションなんだなぁと思わせてくれるドラマが好きだ。
それが不幸な物語だとしても。