ここに貼り付けるための写真を決めるのにいつもPCのねこ写真フォルダをひっくり返しているのですが、二代目はともかく先代ねこをお迎えした時はまだ20世紀だったのでデジタルカメラなど当然持っておらず、PC内のねこアルバムにはそこそこ齢を重ねてからの写真しかないことにいいかげん憤りを感じたので、思い立って押し入れの中に仕舞い込んである「フィルム」と書かれた段ボールを取り出して中身をガサガサと漁っているうちに4時間ほど経っていました。
もう20年以上前のことなのに、写真を見返すとシャッターを押した瞬間のことをちゃんと思い出すことができることがちょっとした驚きで、やはり視覚情報と記憶って強く結びついていることを改めて感じます。
彼女を拾ったときはまだねこを飼うという決心が付いておらず、あくまでも仮預かりといった立場をとっていました。仮の名前として「かり子」と呼んでいたくらいです。まあこねこに対する情なんてものは音速を超える速さで移っていくものなので、当たり前のように一緒に暮らすことになったわけですが。
よいねこ、すてきなねこと暮らせたことはわたしにとって大変幸せなことでした。そして人と暮らしてくれるねこは基本的によいねこであり、すてきなねこなのだと思っていますし、当然二代目もたいへんよいすてきなねこなのです。
