ねこが22歳になった 2022-06-02

licolico
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公開:2023/11/21

https://anond.hatelabo.jp/20220602124912

拾ったねこなので誕生日とかもわからないのだけど、ボロボロのこねこ9月に拾った時に多分生後3ヶ月くらいだった。ということで毎年6月をお誕生月にしているのでとうとう22歳になりました。ここまででもうご報告したいことの大半は述べてしまったのでここで文章を止めてもいいくらいなのですが、今年も無事に冬を越え、梅雨の手前の青空をともに眺めることができていることをことほぎ、ここに駄文を残しておきたいと思います

あいもかわらぬねこ一匹ひと一人の生活ですが、最近は以前ブックマークコメントで教えていただいた26歳ねこさま動画を見つつ、動画の中で獣医師先生がご紹介されていたペットタオルなどをいそいそと購入して、これ以上なく嫌な顔をされながら増田ねこの体をお拭きしたりしています。ご紹介されていたものの中でさらに気になっているのがこちらのクッションなのですが、まだちょっといかなとも思って手を出しておりません。

実際のところ、よろよろ歩きを通り越してふらふら歩きとなっており、ねこから出るときにつまずいてすっ転んでますし何もないところでもすっ転んだりしているので相当関節など節々が痛まれているご様子です。それでも毎日ねこ箱とごはん台と水おけとトイレとたまに増田仕事している部屋を、激しい自己主張を伴いつつ行き来する生活をそれなりに気分良く過ごされているよう見受けられますしかトイレに関してはあくまでも努力目標なのにもかかわらず、ねこトイレの周囲に広げられたペットシーツ範囲内で大半を済ましていただけること、増田はとても感謝しています。ただ、まれにご自身のあれを踏んで廊下にあれがあれされているのを見てひゃーと叫びながら掃除するのですが、それもペットシーツを設置する範囲を増やせばいいだけの話ではあります

多くの皆さまはご存知かと思いますが、20歳を越えたねこを撫でることはヒマラヤの麓に古くからあるお寺に並んでいるマニ車を回すことと同じ程度の徳を積むことができるとされています増田は両のてのひらやねこブラシやねこじゃすりやファーミネーターや毛取り用コロコロなどを用いて日々撫でさすっているため、これ以上無いほどの徳を毎日積ませていただいているわけです。一方、それは彼女が身を削って徳を増田に分け与えていると同義でもあることを想うと増田の体の芯の部分を冷たい手でぎゅっと握られたようなこころもちになったりもします。実は以前から患っている口内炎がぶり返したこと最近たびたび獣医師に診ていただいているのですが、先生からは「普通ならばすごく痛がってごはんも食べられないと思うのですが」など言われてしまいました。増田はなかなかそれに気がつけず能天気にも「ああ今日今日とて元気にもりもりご飯を食べる増田ねこはとてもよいこよい老猫」などと謡いつつ結果的放置してしまっていたことを悔やむものの、されとて彼女に残された日々をできる限り痛みを感じず過ごしていただくために増田ができることなどあまり無いというところに考えが終着したりもするのです。

もっとも、当のねこ自身はそこまで気にされている様子もなく、たとえもらえるご飯に飽きてしまっても数日食べ残しておけばなにか新しい美味しいものに変わっているという状況にはご満足いただけているように思いますし、夜に抱きかかえられながら増田動画を見て覚えたマズルと首と背筋のマッサージにはそこそこ心地よさそうな振る舞いをされています。一日の終わりに腕の中に温かいねこが収まっていること、そしてそれが明日も続きますようにと願うことができる毎日を過ごせることは、いただいた徳をすべてお返ししても惜しくないものなのです。

もう一日、もう一日と数えながら次の一年を穏やかに過ごしていきたいと祈りつつ、今回のご報告は以上とさせていただきたいと思います