勉強しなくてはいけない
優秀なエンジニアではなかったので、脅迫観念のような日常を過ごしてきた
そうしていくうちにいつの間にやら同期の中では一番ソースコードを書いていることになり、いつのまにやら一番ソースコードが書けるようになっている
まさか人様に教えるようになり、本を書くようになってしまった
遊び人がLv20になったら、賢者に転職できるようなドラクエ3みたいな話がリアルにも起きる
優秀じゃない人間のLv20はそれだけ稀有なことになる
プログラマとして就職した時に生まれた甥っ子が大学受験をする年齢になった
呼吸をしないと生きていけないように、呼吸をするように勉強や執筆をしないと生きていけない時期があった
画面を開いてエディタを開けば、自動書記のように手が動き始めて自然と文章ができている
次に覚えることは無いかと書籍が無いかと本屋の技術書コーナーを歩き回る
最初のころは焦りみたいなものがあったが、自然と同じ行動を繰り返し、琴線に触れるものを見つけるとそこからまた血となり肉となる
繰り返し
朝起きたらPCの電源を付け、EpicのForumに新しい情報が出ていないかを探す
Udemyを開き、文字起こしを始める
VSCodeを開き新しいページを作り、書いて、GitHubにコミットする
ツールや場所が変わっただけで、やっていることは変わらない
行動を止めると呼吸が止まるのでエンジニアとしての死を迎える
死なないように呼吸をする
呼吸のような感情のない行動をするようになったらいつしか「さとりのしょ」を手に入れている