そういえば、直近はフリーランスをやっていく。
また何か作らないの?と聞かれるが、もちろん作るつもり。
その上で、暫くはフリーランスをやる。
詳しくは書けないが、前回事業をたちあげて失敗した理由の一つに、「VCから調達ありきのビジネスモデルだった」ことがある。
もちろん、最大の原因は他にあるし、そこは我々の脇が甘かったに尽きるのだが、そこから立て直す手段として。
ようは、我々がとっていた戦略は、最初は赤字を掘ってでもユーザーを集めて、そこからマネタイズするという手法だ。
データを分析して100万人ユーザーは数年以内に達成できる算段でいた(実際、投資家向けの事業計画書に書いた通り初月1万ユーザーは達成できた)。
有料プラン導入後は我々はARPUが大体50円くらいで想定していて、100万ユーザーいたら年間の売り上げは5億。ユーザー一人当たりの原価は大体10円くらいで、スモビジとして確実に食ってはいける図式を考えていた。
ここでボトルネックになるのが、初期運用費用だ。
個人的には、シード〜シリーズAで調達するのは良くないと考えている。バリュエーションも低いし、我々の場合だと「ユーザー数に対して資金が足りてない」という状況なので、調達におけるパワーバランスが崩れてしまい、交渉力が低くなるからだ。
というわけで、今後の事業は全て自己資本でやっていこうと思っている。
少なくとも、調達を考えるのはシリーズB以降。
だから暫くは、初期運用資本を数千万単位で貯めようとおもってる。事業をやると数千万なんて一瞬で溶けるので、これでも少ないとは思うが。
また、フリーランス活動をするとはいえ、法人の箱は継続して持っておく。多少なりとも1期目で営業利益がでていれば、2期目以降で銀行の融資にも通りやすくなるからだ。
そうなると、「法人名義でエンド直の請負の方が準委任のフリーランスより稼げるじゃない」という疑問も持たれるが、フリーランスの一番の利点は、すでに運用されている現場に入れることだと思っている。
私の単価は、私の感覚では安くない。それだけのお金を払えるとしたら、すでに売り上げがたっている or 億単位での調達を成功させている(VCから支持を得ている)、になるだろうし、そのような現場で学べるビジネスモデルの価値はとても高い。
とりあえず、元気にやってます。
内なる炎と信頼できる仲間さえいれば、何回でも再挑戦できるから。