「2024年5月にMoon Safariが来日する!」
このお話しを聞いたのは、ちょうど去年末にエマーソン、レイク&パーマーのライブ終わりに、たまたま一緒に同行したご友人に教えてもらったことがきっかけでしたわ。
それ以前にも、お屋敷ではMoon Safariの新譜が出ましたわ!というお話しから、メンバーの方のサブプロジェクトで知っていますわ!というお嬢様がいたりと、勝手にMoon Safari熱が上がっているところでの来日でしたので、これはもう行くしかありませんわ!という気持ちで参加を決めましたわ。東京公演か大阪公演かも悩んだのですが、やはり今まで多くはありませんが、来日ライブに参加してきて、やっぱりツアー最終日の感動というものはありますわよね...という思いから大阪へと足を運ぶことにいたしましたわ。
それから数ヶ月...。忙しい日もMoon Safariのライブに行くんだと思いながら、日常を送りそして来たるは当日!
まずは兎にも角にも、最高でしたわ!
ステージには幕が引かれ、開演の時間が近づくにつれて期待が高まっていきますわ。あのそわそわしてしまう時間は慣れないものですが、そのドキドキもライブの醍醐味ですわよね。
そして暗転の後ステージの幕が開き、メンバーが登場して一発目が去年発売したばかりの新譜「Himlabacken vol.2」からのOP曲「198X」!
アルバムを聴いた時も思いましたが、イントロの美しさと今から始まるワクワク感がとても最高ですし、歌い出しの「welcome aboard」やサビの「Welcome back」など、あたかもこちらの「来日してくれてありがとう!」という気持ちを代弁していただいたような気持ちになれる、OPにふさわしい一曲ですわ!!
そんな祝祭のようなはじまりから前作「Himlabacken vol.1」からの「Too Young to Say Goodbye」!
vol.2とvol.1の「Himlabacken」が10年越しに繋がったようで感慨深い展開がニクいですわ!
改めてライブを聴いてみて思ったのですが、ドラムの「Mikael Israelsson」様がめちゃくちゃかっこよかったですわ!音圧というかメタルっぽい激しいドラミングから爽やかなAOR風の音まで叩き分けており、ついついハーモニーの美しさばかりに気を取られてしまうところをカッコよくビシッと締めているようでしたわ。
そして、MCでも紹介していましたが、PVが日本で撮影されたことでお馴染みの「Emma, Come On」に繋がり、否が応でも盛り上がってしまいますわ!
ちなみに今日のライブは参加されなかったメンバーのパートを「Simon Åkesson」様が歌っていたのですが、やはりパートが違うのと普段よりも歌うパートが多いためか、ところどころ辛そうな部分がありましたが、うまくアレンジをされてカバーされておりましたわ!
あとは「Petter Sandström」様が観客を煽りまくりで、静かに聴いてもいいかなという部分でも手拍子を煽ったり、まさかプログレのライブでスマホのライトをつけて腕を振ることになるとは思いませんでしたわ...!
でも、普通に7拍子などの変拍子やキメが入ってくるので、手拍子がところどころで迷子になるのが面白かったですわ。
そして、続く曲は「Between the Devil and Me」!最新アルバムが中心のセトリですわね!今回わたくしは前方よりのちょっと左手にいたのですが、ちょうど「Johan Westerlund」様の前だったのですっごいアピールしてきました。素敵でしたわ〜!
今回のライブで個人的に「これは!」と思ったのが「Blood Moon」と「Mega Moon」!
これも「Himlabacken」の1と2にそれぞれ入っていることから10年越しのカップリング曲(?)なのかもしれませんが、
「Mega Moon」のぜんまいのチクタク音のような童謡のようなはじまりから勇ましくなるパートの切り替わり、そしてそれを手拍子するのがとっても気持ちが良かったですわ!
その2曲の間には「A Lifetime to Learn How to Love」を挟み、あたかもハードさとメロディアスのミルフィーユのような展開もあり、盛り上がれるところとゆったりメロディに身を任せるところといったメリハリがあるのも良かったですわ!
「Pontus Åkesson」様のギターが歌うようにフレーズを弾けば爽やかに青春の風が吹き抜けてきますわ!やっぱりMoogOrganとギターの音が好き...!
その後は「Forever, For You」から「Heartland」。そして「A Kid Called Panic」へと続きますわ。
やはり、Moon Safariがプログレバンド!と認知されたきっかけがアルバム「LOVER'S END」だと思いますわ。あのインパクト大のジャケットとLOVER'S END3部作はやっぱり、惹かれるものがありますわよね。
正直、あっという間に最後の曲になってしまい、楽しい時間はあっという間...にしても早いですわ...と思ってしまうほど...って、それもそのはず、この手のライブにしては本当に2時間ピッタリという感じで、正直物足りませんわ〜〜!!と思っておりましたら...アンコール曲がなんと「Teen Angel Meets the Apocalypse」!
アンコール曲が20分の大曲って!!最高ですわ!!
やはり「Himlabacken vol.2」の中でもこの曲が一番の目玉であり、Moon Safariの持つハードな側面と美しいコーラス。そして爽やかな響きがギュッと詰まった作品だと思えますわ!ボリュームたっぷりなアンコールに拍手が鳴り止まない中、メンバーが楽器をおろし、ステージ中央へ...。
そして5人のアカペラで「Constant Bloom」を美しく歌い上げて2時間以上におよぶライブは幕を閉じましたわ!
ライブ後はメンバーの方も外にでて、集まったファンと交流をされておりましたわ!とってもファンサービスが素晴らしい...!
わたくしも一緒にお写真を...と思ったのですが、お恥ずかしくって遠巻きに見ることしかできませんでしたわ。コミュ障お嬢様でしてよ!おーっほっほっほ!
ただ、今回の来日公演はメンバーの1人が都合により参加できなかったこともあり、フルメンバーでの来日じゃなかったことが悔やまれますわ...。つまりは今日以上がまだ存在するということなので、それはそれで楽しみですわね!
次に来日される時は、ぜひとも6人で来日されてほしいですわ!5人でこんなにパワフルで美しいステージだったのですから、6人でのステージもぜひ期待しておりますわ!
セットリスト
198X
Too Young to Say Goodbye
Emma, Come On
Between the Devil and Me
Blood Moon
A Lifetime to Learn How to Love
Mega Moon
Forever For You
Heartland
A Kid Called Panic
Teen Angel Meets the Apocalypse
Constant Bloom(アカペラ)