お嬢様のプログレコメンド(2024.02)

Viima - Väistyy mielen yö

フィンランドの「VIIMA」による24年作ですわ! クラシカルな中世を感じさせる繊細で叙情的な美しいサウンドスケープにダイナミックなリズムセクション。メロトロンが非常に美しく、まさにこれが欲しかった!に応えてくれる作品ですわ。 70sフォークプログレ好きは必聴ですわ!

SLIFT - ILION

フランスの「SLIFT」による24年作ですわ! うねるようなヘビーでハードなサイケデリックサウンドと、壮大なサウンドスケープのスケール感は、まるで音が巨大な岩壁になって押し迫ってくるような大迫力! 圧倒的なサウンドの質量に吹き飛ばされないように要注意ですわ!

Hammock - EPs, Singles and Remixes

今日は節分ですわ!節分といえば恵方巻き、今年の恵方は東北東やや東だそうですわ! さて恵方の方角といえばアメリカの「Hammock」による10年作!文字通り方角をイメージしたアンビエント・ポストロックで、奥行きのある静謐な音空間は穏やかで深い安らぎを与えてくれますわ!

Mary Halvorson - Cloudward

アメリカ、ブルックリンを拠点に活躍する「MARY HALVORSON」による24年作ですわ! 即興的なジャズ・インプロヴィゼーションで繰り広げられる本作は、即興演奏により、本来は崩壊寸前のはずなのに、なぜか強いバランス感を感じられるという不思議な魔力を放つアルバムですわ!

Orchestre Celesti - Cornwall !

イタリアの「ORCHESTRE CELESTI」による24年作ですわ!イングランドのケルト文化が色濃く残る地域の物語や伝説をテーマに作られたコンセプトアルバムで、ジャズ・フォーク・ケルティックなサウンドと、バグパイプなどの民族楽器も取り込んだ、壮大な叙事詩の始まりですわ!

Astral Magic - The Hidden Way - Rare and Unreleased

毎月ペースで曲を発表される「ASTRAL MAGIC」による24年作は、お得意のサイケがさらに宇宙に接近!スペースサイケなアルバムですわ! Shane Beckとのコラボ作品でもあり、普段のアルバムよりもクラウトロック色が強いような印象で、非常にトリップ感の強い仕上がりですわ!

Overworld Dreams - Geography

アメリカの「OVERWORLD DREAMS」による24年作ですわ!70sを感じさせるキーボードとメロトロンの美しく印象的なメロディと、スローテンポでありながらも激しく情熱的なギターリフ!南米の大地に太陽が昇るような熱く燃え上がるようなパッションと壮大さに圧倒される1枚ですわ!

Ellesmere - Stranger Skies

イタリアの「ELLESMERE」による24年作ですわ!なんとプログレ界の豪華メンバーが結集し、「暖かい世界」と「冷たい世界」を旅するファンタジックなアルバムですわ! 豪華メンバーによる巧みな演奏を味わいつつ、全体として統一感とドラマチックさと大団円は感動的ですわ!

The Smile - Wall of Eyes

RadioheadとSons of Kemetのメンバーによるスーパーグループ「THE SMILE」の24年作ですわ!再生すれば、浮遊感と陶酔感のあるミニマム・アンビエントとトム・ヨークの美しいボーカルによる最高の音空間が広がりますわ。 ぜひ音に身を委ねてみてくださいませ!

Kyros - Mannequin

イギリスの「KYROS」による24年作ですわ! キラキラとしたサウンドとシニカルだけどキャッチーなメロディ!プログレ的な構築美やテクを垣間見せつつも、上質なシンセポップを聴かせてくれますわ! なんだか懐かしい80sのサウンドですわ…。

Omar Rodriguez-Lopez - Is It The Clouds?

「The Mars Volta」のリーダーである「Omar Rodríguez-López」による24年作ですわ! 未発表だったアルバムで、母親を亡くしてから6年経過して作られたアルバムで、深い悲しみから時を経て、辛い気持ちを抱えつつも歩き出すような、アンニュイなサウンドが心に沁みますわ。

Caligula's Horse - Charcoal Grace

オーストラリアの「CALIGULA'S HORSE」による24年作は、プログ・メタルにDjentを掛け合わせ、鋭くヘビーなサウンドと、メロディアスなボーカルが合わさった非常にエモいアルバムですわ! 複雑な展開と奥行きのある叙情美が素敵ですわ!!

Johnny Bob - The Glass Hotel Tapes

2001年3月29日、女性が世界を救うと決意し、宿泊先のグラスホテルから姿を消した。時は流れドイツの「Johnny Bob」のメンバーが彼女の断片を集め本アルバムを作成しましたわ。シニカルさと怪しくも美しいネオプログレですわ! 姿を消したソフィー・コンラッドは今も見つかっていない...。

Karfagen - Messages from Afar: Second Nature

ウクライナの「KARFAGEN」による24年作ですわ! 17年に発表されたアルバムから続く2部作目である本作は、70sのシンフォサウンドに、印象的なメロディ。幻想的なスペース感が魅力的ですわ!ヴィンテージさと宇宙っぽい音が交流しているのもコンセプトを想像させてくれますわ!

Renaissance - Ashes Are Burning

さて、燃えるといったらイギリスの「ルネッサンス」による73年の名盤「燃ゆる灰」ですわよね! ピアノとチェンバロによるドラマチックで優雅でクラシカルなアンサンブルに、アニー・ハズラム様の澄んだ美しいボーカル。そして英国らしい叙情性と劇的な曲展開はまさにシンフォニックプログレの大名盤ですわ! クラシックがお好きな方も是非ご一聴くださいませ!!

Ὁπλίτης - Π​α​ρ​α​μ​α​ι​ν​ο​μ​έ​ν​η

中国出身でギリシャ語で重装歩兵を意味する「Ὁπλίτης」による24年作ですわ。 ブラックメタルとマスコアとアヴァンギャルドを全て混ぜたかのような混沌で凶暴なサウンド! 不協和音や変拍子など狂気めいたテクに印象的なサックス!カオスなサウンドにノックアウトですわ!

The Pineapple Thief - It Leads To This

イギリスの「The Pineapple Thief」の最新作ですわ! 英国的な仄暗い耽美性に浮遊感のあるアンビエント。そしてポストロック的に鋭く刻まれるギター。 それらの漂うサウンドにキリッと一本芯を通すギャヴィン様のドラム! プログレに拘らずUKロックがお好きな方は必聴ですわ!

Lost World Band - A Moment of Peace

ロシアの「Lost World Band」による24年作ですわ! ヒリヒリとしたスリリングなヴァイオリン・プログレで、鋭いテクニカルシンフォとクラシックなピアノやストリングの融合がとても美しいですわ! まさに緊張と緩和の対比と融合が魅力的なアルバムですわ!

The Amazing - Piggies

スウェーデンの「THE AMAZING」による24年作は、メロウなサイケデリック・ポップでとってもリラックスして聴ける1枚ですわ! 神秘的で夢見心地なサウンドスケープとアコースティックなサウンドの融合!とろけそうな甘いボーカルとサイケデリックなフレーバーがチルですわ!

Richard Wileman - The Forked Road

イギリスの「RICHARD WILEMAN」による24年作ですわ! アコースティック作品で、フォーク・チェンバー・クラシカルなサウンドの中に漂う、ゾクゾクとするような冷ややかなゴシックホラー! メロウな雰囲気と、どこか土着神話的な厳かさ・不穏さが入り混じった作品ですわ!

Kristoffer Gildenlöw - Empty

スウェーデンの「KRISTOFFER GILDENLÖW」による24年作は 「人生の大事なものを蔑ろにし、些細なことにばかり目を向けている」というメッセージを激しい怒りと静かな激情を綴ったアルバムですわ! ダークで悲哀に満ちたメロディとストリングの響きが美しく響きわたりますわ!

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2024年2月にレコメンドさせていただいたプログレアルバムになりますわ!

今月も22枚のアルバムをレコメンドさせていただきましたわ!

それにしても2月はあっという間に終わってしまいますわ。せっかくの4年に一度のうるう年だったというのに残念ですわ。きっとそんな特別な日ですから月は赤く染まり、彗星が世界中の空を駆け巡り、金星と火星が地球に超接近して、宇宙から極彩色の色が降り注いだに違いありませんわ。わたくしが気が付かなかったばかりに...残念ですわ!

そういえば去年から来日が決定していたものの、いつ来日なのか決まっていなかったGoblin様がついに7月来日と決まりましたわ!5月にはMoon Safari様の来日もあり、はやく計画を立てないといけませんわ。生活はできなくても計画は立てましょう。

それでは来月も皆様にたくさん素晴らしいプログレをご紹介できればと思いますわ!ごきげんよう。