お嬢様のプログレコメンド(2024.06)

Van der Graaf Generator - Godbluff

本日は数多あるプログレ作品でも唯一無二の孤高のバンドをご紹介ですわ!


Amarok - Hope

ポーランドの「AMAROK」による24年作ですわ! メタルのような重いバンドサウンドから緊張感のあるタイトな演奏で楽曲を引っ張りつつも浮遊感のある壮大なシンフォニックの世界へと誘われていきますわ。 ロックサウンドが気持ちよく、UKロックがお好きな方にもおすすめですわ!

Barock Project - Time Voyager

イタリアの「BAROCK PROJECT」による24年作ですわ! 70sのプログレサウンドをアップデートし、クラシック・ジャズ・フォーク・ハードと様々なジャンルの音楽性を内包した、名実ともに現代を代表するプログレバンドとして洗練されたアルバムですわ!

Pepe Maina - Kōan

イタリアの吟遊詩人「PEPE MAINA」による24年作ですわ! 穏やかで浮遊感のあるニューエイジサウンドはオーガニックな質感と、輝くような煌めきと携えておりますわ! 永遠に聴いていたいと思える美しい音世界にその身を委ねていたいですわ。

Avaruusasema - Kilonova

フィンランドの「AVARUUSASEMA」による24年作ですわ! 宇宙・SFからインスピレーションを受けているアルバムで、スペースロックの雰囲気の中に、非常にポップでアップテンポな楽曲が並んでおりますわ!アルバム通して非常に聴きやすいのが特徴的ですわ!

OU - II: Frailty

中国の「OU」による24年作ですわ! 「人間という存在の儚さ、美しさ」というコンセプトをもとに、メタルの激しさとミニマルな静かさ。喧寂併せ持ったようなサウンドですわ。 全編で中華を感じる旋律が散りばめられ、Lynn Wu様の美しい声と合間って幽玄な響きを奏でますわ!

Azure - Fym

イギリスの「AZURE」による24年作ですわ! 主人公「Fym」と相棒「Lavender Fox」の壮大な冒険奇譚を描いたアルバムはRPGゲームのような世界観とドラマチックなサウンドで、剣と魔法の異世界へ!日本のゲーム・アニメにも強く影響を受けたという彼らの織りなす心高鳴るストーリー! アルバムを聴いて、Fymと一緒に最高の冒険へといざ出発ですわ!

Chapel Of Disease - Echoes of Light

ドイツの「CHAPEL OF DISEASE」による24年作ですわ。 デスメタルバンドなのですが、ドリームポップ・シューゲイザー・スペーシーなサウンドを鳴らしておりますわ。 ボーカルや所々でデスメタルが見え隠れするものの、比較的ブラックゲイズに近いアルバムですわ!

Montresor - Autopoiesis

オーストラリアの「MONTRESOR」による24年作ですわ! あえてジャンルと問われれば、アヴァンギャルドやジャズなどと形容できますが、いいえ!これはプログレッシブ!ジャズの激情と鉄弦の硬質なサウンドがアヴァンギャルドに交錯し、緊張と爆発の臨界点へと到達していますわ!必聴!!

Progosaurus - Progosaurus

ドイツから、目覚めし「PROGOSAURUS」がやってきましたわ! 変拍子な足音に、プログレッシブな鼓動音!そして荒ぶるギターの咆哮は、どこから見ても噂で聞いたプログザウルスで間違いありませんわ! セバス!わたくし欲しいですわ!生捕りなさい!!

Bill Bruford - Feeis Good to Me

プログレ界屈指のスーパードラマー「Bill Bruford」による78年作ですわ! クールで緊張感あふれるジャズロックであり、やはり彼のグルーヴ感のある変拍子のドラミングが特徴的ですわ!変拍子はいいぞ...。そしてギターを務めるのは、かのアラン・ホールズワースであり、プログレとジャズロックの橋渡しをしているようですわ! 他にもキーボードやホーン。素晴らしいテクニックを結集しつつもドラミングが一本軸の立った素晴らしいアルバムですわ!

Martin Friedman - Drama

日本の...いえアメリカの「マーティ・フリードマン」による24年作ですわ! もはや日本においては説明不要なギタリストですが、改めてソロ作品を聴くと「やっぱりすごいお人ですわ!」と再認識させられますわ! アルバム全体を通して展開される美しい泣きメロのギター!そして、どことなく耳馴染みが良く感じるのは、どこかにJ-POP的な要素がある強くあるのでしょう。 やっぱりすごいお人ですわ!!

Syndone - Dirty Thirty 1992 - 2022

イタリアの「SYNDONE」による24年作ですわ! バンド結成30周年記念として、バンドの歴史をギュッとまとめたオールタイムベストのような新曲アルバムですわ!(?) 過去の曲のフレーズなどを引用しながら、プログレッシブの信念の下に30年の冒険を続けてきた、その歴史がここに詰まっていますわ!

DarWin - Five Steps On The Sun

イギリスの「DarWin」による24年作ですわ! 過去には地球温暖化や気候変動などを謳っておりましたが、今作では太陽系・宇宙をコンセプトになっておりますわ。 既存のスーパーメンバーに、インド出身のスーパーベーシストMohini Deyを迎え、よりパワーアップした一作ですわ!

Jono El Grande - All That Yoga And I Still Feel Like Shit

ノルウェーの「JONO EL GRANDE」による24年作ですわ! コミカルなサウンドが狂ったように鳴り響く、奇妙でアヴァンギャルド!変なアルバムですわ〜! ポップスをコラージュしたように切り継ぎして繋ぎ合わせたようなメロディは一時たりとも油断する暇を与えないですわ!

Bob Drake - The Room in the Tower

アメリカのマルチミュージシャン「BOB DRAKE」による24年作ですわ! アコースティックサウンドを基調にした ルーツミュージックに軸足を置きながらも、サイケ・アヴァンギャルド・チェンバーロックなど様々な切り口からクールかつ捻くれて展開されていきますわ!

Merging Cluster - Peak of Ephemeral Light

イタリアの「MERGING CLUSTER」による24年作ですわ! イタリアの新鋭ネオ・プログレバンドであり、昨今のテクニカル路線ではなくメランコリックにしっかりメロディで聴かせてくれるアルバムですわ! ボーカルがシアトリカルに盛り上がっていく様子は非常にPOMPですわ!

Peter Swart - Migration

オランダの「PETER SWART」による24年作ですわ! 穏やかで優しいノスタルジックなサウンドがとても美しいアルバムですわ。繊細なギターの響きに、波の音や鳥の鳴き声など自然の音がコラージュされており、まるで夢の中のような音像に癒されますわ!

Pond - Stung!

オーストラリアの「POND」による24年作ですわ! ゆらゆらと色彩を変える万華鏡のようなサウンドに、スペーシーな浮遊感のある音が、どこかノスタルジックなチルサイケを感じさせてくれますわ! ロックなサウンドもピリッとアクセントとして効かせているのが刺激的ですわ!

MONO - Oath

日本の「MONO」による24年作ですわ! 神聖で壮大、美しく重厚なアルバムとなっておりますわ。 フルオーケストラを携え、プリミティブなリズムの上で、切り裂くようなギターと美しいストリングスが重なり合い膨張していくサウンドはまさに「神の音楽」の名に相応しいですわ!

The Decemberists - As It Ever Was, So It Will Be Again

アメリカの「THE DECEMBERISTS」による24年作ですわ! 60sのようなオールドカントリーフォークを基調としたポップなメロディの上で、厭世的な歌詞が綴られておりますわ。 「この世界は全部間違っている」とまで歌いつつも、その軽快で美しいサウンドは非常に魅力的ですわ!


the BOOM - 極東サンバ

日本の「the BOOM」による94年作ですわ! バンドの代表曲ともいえる「風になりたい」が収録されたこのアルバムは、スカ・沖縄民謡からさらに音楽性を中南米に移し、サンバ・ボサノヴァ・レゲエなどのワールドミュージックを吸収し「ポップス」というジャンルに見事に昇華させたアルバムですわ!決してブームに流されないリスナーの心に深く残る素晴らしいアルバムですわ!

Michael Mantler - The Hapless Child and Other Inscrutable Stories

エドワード・ゴーリー様の作品を元にジャズトランペッターのマイケル・マントラー様とプログレ畑からロバート・ワイアット様が参加したアルバムですわ!


Camel - The Snow Goose

本日は愛と奇跡の物語!「白雁」でおなじみのあの名盤をご紹介ですわ!


2024年6月にレコメンドさせていただいたプログレアルバムですわ!

6月は24枚のアルバムをレコメンドさせていただきましたわ!6月...もう2024年も半分過ぎましたし、上半期まとめでも作りましょうか...と思っていたら6月は、とっても素晴らしいアルバムが次から次へと発表されてしまい、上半期の個人的ベストをまとめていたのを考え直さないといけなくなってしまったのは内緒ですわ!!

でも、それだけいいアルバムが6月はたくさん出ましたの!!皆様聞いて!!

7月はGoblin様のライブや、先ほどの上半期まとめ、下書きに熟成させているMoon Safari様のライブの感想など、やらないといけないことがたくさんあるのですが、皆様にたくさん素晴らしいプログレをご紹介できればと思いますわ!それではごきげんよう。