皆さま、御機嫌よう。
「プログレ大好きお嬢様」略して「プログレお嬢様」ですわ。
色々と紆余曲折がありまして、新しいSNSを求めていましたところ、「お嬢様達のお茶会」というとても素晴らしいお屋敷がありましたので、そちらにお邪魔させていただいてから、今までにご紹介させていただいたプログレアルバムをこちらにてアーカイブさせていただきますわ。
それでは早速どうぞ!
===
Morpheus Project - On the Edge
多国籍アーティスト「MORPHEUS PROJECT」による23年作ですわ! 欧州から中東アジア南アフリカに至るまで世界中のありったけのワールドミュージックをかき集めてきて混ぜ合わせたような自由奔放な作品ですわ! 1曲ごとにジャンルが変わるので、気分はまさに世界旅行ですわ!
Sunchild - Time and the Tide
ウクライナ出身で、KARFAGENの中心人物として活躍するAntony Kaluginのソロプロジェクト「SUNCHILD」の23年作ですわ!過去作品から粒揃いの名曲たちを集めリマスターを施したベスト盤ですわ!そのため、初めての方でも安心してSUNCHILDの音世界に飛び込めますわ!モダンなハードロックサウンドで盛り上げてくれたら、感動的なシンフォニックロックで美しく聴かせてくれたりと、多種多様でドラマチックなサウンドを展開してくれますわ!
Ange - Au-delà du délire
フランスにふさわしい演劇ロックとも呼べるようなドラマチックでユーモアのあるダークシンフォロックを展開するアンジュによる74年作「新ノア記」は、「時空を超え神とまみえる農夫ゴドウィンの旅」というなんとも神話的なモチーフを、壮絶なヴォーカルによって高らかに歌い上げますわ!アコースティックな弾き語りからクラシカルなシンフォニーまで、多彩なアンサンブルを挟みながら、アルバムを通して一つの劇をみたかのような満足感に圧倒されますわ!!
Pagan Harvest - Earth's Secret Engine
イギリスの「PAGAN HARVEST」による23年作ですわ!ブリティッシュ・フォークなサウンドなのですが、読めない展開や奇妙なメロディが魅力的ですわ!バンドの演奏が巧みにボーカルを引き立たせ、美しい歌声と共に、よりいっそう詩世界へと引き込んでくれますわ。
Karnataka - Requiem for a Dream
イギリスのKARNATAKAによる23年作ですわ! 美しいケルト/フォーク・トラッド風のメロディラインと壮大なシンフォニックなストリングス。憂いを秘めた泣きのメロディの数々に感動間違いなしのシンフォニックロックの名盤、ここにありですわ!
The Flower Kings - Look At You Now
現代のプログレシーンを牽引する「The Flower Kings」による23年作発表ですわ! 70年代のシンフォニック&ポップなプログレをアップデートしたような、美しいコーラス・明るいサウンドの中に滲み融ける叙情さ。 プログレ・ポップの大名盤であり入門盤が、ここに誕生ですわ!!
FROM GROTTO - Monuments of Our Time
フィンランドのFROM GROTTOによる23年作ですわ! 実はこのバンド、ゲーム「Noita」のサウンドも手がけておりますわ! アルバムは全体を通して神秘的なサイケですが、ジャズやHR・ファンキーなサウンドも巧みに取り入れられており、複雑さとトリップ感満載なアルバムですわ!
Pixie Ninja - Hypnagogia
ノルウェーのPIXIE NINJAによる23年作ですわ! エレクトロサウンドをベースに、サイケ・シンフォ・フリージャズを巧みにミックス! ダークな黒魔術的なサウンドと現代的なエレクトロサウンドという一見合わなさそうな組み合わせが、独特な空気感を演出しておりますわ!
Thee Oh Sees - Intercepted Message
アメリカのTHEE OH SEESによる23年作ですわ。 もはや止められる者などいないかのように、所狭しと音が暴れるポストパンク&ガレージロック!! その凶暴さはさることながら、今作はスペイシーなシンセがひねくれたポップさとニューウェーブ感をより強く感じさせてくだますわ!
Sleeping Pandora - Solar Island
ドイツのSLEEPING PANDORAによる23年作ですわ! まさにチルアウト・サイケデリックなサウンドで、催眠的なループ、ゆらゆらとしたサウンドスケープ。メランコリックな雰囲気と、チルアウトのお供に最高なアルバムですわ! おやすみの日にソファに腰掛け、お紅茶を嗜みながらリラックスして聴きたいですわね。
Southern Empire - Another World
オーストラリアのSOUTHERN EMPIREによる23年作ですわ! 疾走感ある演奏と、美麗なコーラス。キャッチーな歌メロでグッと引き込んできたかと思えば、シンフォニックとハードロックが絶妙なバランスで融合させたりと、豊富なアイデアと大胆かつ繊細な演奏に舌を巻きますわ!
ブライアン・イーノ - Top Boy (OST)
アンビエントの始祖ブライアン・イーノによる、ドラマシリーズ「トップボーイ」のサウンドトラックですわ! 貧困街から成り上がりを目指す少年たちを描いたものであり、少年たちの内面を表現したかのような不安や葛藤、素朴さがアンビエントで巧みに表現されておりますわ!
Karmamoi - Strings From the Edge of Sound
イタリアのKARMAMOIによる23年作ですわ! タイトルにもあるようにストリングス・オーケストラに焦点が当たった作品であり、あたかも映画のサントラのような壮大さとダイナミックと、それらをバックに美しくサウンドをまとめあげるボーカルが魅力的なアルバムですわ!
Aviations - Luminaria
アメリカのAVIATIONSによる23年作ですわ! ジャンルはプログレメタルですが、そのサウンドはジェント・マスロック系のクリーンなサウンドがベース!そのサウンドをダイナミックに変化させて、AVIATIONSの非凡なアイデアの数々を余すことなく魅せてくれますわ!
Klidas - No Harmony
イタリアのKlidasの23年作は、カテゴライズが難しいサウンドですわ。サックスがジャジーな雰囲気を作りつつも、ポストロックやアンビエントのような雰囲気もあり、個人的には今年トップレベルの愛聴盤ですわ! このアルバムを聴きながら「みかん」を食べて、上位次元へ出発ですわ!
Neon Heart - Söderut
スウェーデンのNEON HEARTによる23年作ですわ! クラウト・サイケにファズを聴かせたサウンドとフルートやヴィオラなどアコースティックな楽器の組み合わせ!そして、どことなく漂ういい意味での不安定さは、あたかも狐につままれたような奇妙な体験ですわ!
The Mercury Tree - Self Similar
アメリカのTHE MERCURY TREEによる23年作ですわ! 微分音とよばれるド、ド# 、レ、ミ♭…の半音階のさらに間の音にある音階を使い、巧みな演奏やポップなセンスによって微分音の不協和な音がサウンドにフックのような引っ掛かりを生み、予想できない展開を生み出していますわ! 枠にとらわれない幻惑的なサウンドは、まさにプログレッシブですわ!!
Daniel Cross - Tales from the Forgotten Realm
アメリカのマルチプレイヤーであるDANIEL CROSSによる23年作ですわ!なんと全ての楽器を彼一人で演奏するという、まさに文字通りのソロアルバムになっておりますわ! 中世をコンセプトにまとめられており、ちょっとゲーム音楽っぽい感じが、ワクワクしてしまいますわよ!
Hail the Sun - Divine Inner Tension
アメリカのHAIL THE SUNによる23年作ですわ! ハードコアパンクの勢いそのままにジェント系のテクニカルサウンドにのせた、まさにプログレッシブポストハードコア! もはやプログレというジャンルにとどまらない!オルタナ・ポストハードコアから見ても傑作間違いなしですわ!
RanestRane - Shining
ハロウィンプログレ最終日は、 イタリアのRanestRaneによる11年作ですわ! 映画シャイニングをモチーフに作成されたアルバムは、狂気と戦慄に包まれたサウンドですわ! ちなみにジャック・ニコルソンの例のセリフの翻訳は「おコンバンハ!」と「お客さまだよ!」の2パターンが存在するらしいですわよ。
キース・エマーソン - Inferno (OST)
11/2までハロウィンとのことで… ハロウィンにおすすめのプログレといったら、キース・エマーソンによる「インフェルノ」、80年作ですわ!先日紹介した映画「サスペリア」の続編「インフェルノ」のサウンドトラックですわ! 美しいピアノ演奏とロックなサウンドが収められた1枚になっており、エマーソンの2つの顔が楽しめるアルバムになっており、クラシック好きな方にもおすすめですわ! もちろん、映画は見ておりませんわ!!
Halloween - Le festin
皆様、ハッピーハロウィンですわ! 今日はハロウィンということで、フランスのHALLOWEENによる01年作をご紹介しますわ!メタルバンドの方ではありませんわよ! ダークな雰囲気とヌーヴォ・メタルのような硬さ。そして何よりも爆発的でカオスな音は唯一無二! 一度耳にしてしまうと、もうその魅力に抗うことはできませんわ〜!
Vibravoid - Edge of Tomorrow
イギリスのVIBRAVOIDによる23年作は、60’のサイケ・ガレージっぽいノイジーさにブリットポップも感じさせる捻くれポップサウンドは非常にキャッチーで聴いてて気持ちがいいですわ!様々なジャンルのサウンドをアシッド・サイケへと混ぜ合わせるテクがニクいアルバムですわ!
Acid Rooster - Flowers & Dead Souls
ドイツのACID ROOSTERによる23年作は、うねるようなギターとクラウトロックのような催眠的なサウンドが、まさにトリップ感たっぷりですわ! その音像はアルバムを追うごとに広がり、あたかもポストロックのようなサウンドとともに、狂乱のグルーヴが生まれておりますわ!
Sky Cries Mary - SKY CRIES MARY
アメリカのSKY CRIES MARYによる23年作は、 ソウルフルなグルーヴとサイケデリックが融合し、トランスのような気だるく甘い快感で包まれますわ! エレクトリックとヴィンテージが調和し、極上のサイケがここにありますわ! ちなみにジャケットはキングクリムゾンのジャケットも手がけるFergus Hall氏の作ですわ!
Ed Zero - Introspection / Retrospection
アルゼンチン/スペインのEd Zeroによる23年作ですわ! ハードなリフ、親しみやすいポップなメロディ、美しいバラード…と異なるサウンドを巧みに構築し、1つのアルバムにまとめあげておりますわ!色鮮やかなサウンドの数々は彼のアイデアの多さを感じさせてくれる名作ですわ!
Tryo - Suramérica
チリのTRYOによる23年作ですわ! エネルギッシュでパワフルな南米ラテンの雰囲気を70年代プログレサウンドを融合させたようなサウンドが魅力的ですわ! アルバムが進むにつれ、少しずつアンデス感が強まっていくのも面白いですわ!いつの間にかアンデス!ですわ〜!!
Tangled Thoughts Of Leaving - Oscillating Forest
オーストラリアのTangled Thoughts of Leavingによる23年作ですわ! このアルバムはオーストラリアの「ブッシュ(未開発の森林)」にインスパイアを受けており、アヴァンギャルド・ノイズに近い轟音サウンドは大自然の厳しさを感じさせ、少しずつ微かに見える美しい旋律は一筋の希望のような美しさを秘めておりますわ!!
グリーンスレイド - Bedside Manners Are Extra
挨拶はマナー。マナーが紳士・淑女を作りますわ。 さて、マナーといえばイギリスのバンドGreensladeによる73年作「BEDSIDE MANNERS ARE EXTRA」ですわね! このバンドはなんとツインキーボードバンドという珍しい編成で、シンセ・オルガンと2つのキーボードを巧みに使ったカラフルな音像劇が楽しめますわ!歌メロとしても素晴らしい作品で、彼らの最高傑作としても名高い名盤ですわ! というわけで、改めまして御機嫌よう。基本的にはプログレのことしか喋らないお嬢様ですわ! 皆様どうぞよろしくお願いいたしますわ!
Il bacio della medusa - Imilla
イタリアの強烈な「IL BACIO DELLA MEDUSA」の23年作! 一聴しただけでインパクト大のボーカルに、地中海にいるかのようなラテンリズム。 アコースティックとヘヴィサウンドが激しく交わり、70年代のプログレを受け継ぎつつも、濃厚で愉快なアクギトギトサウンドに、お嬢さまも思わずSUSURU〜!
Lovely Little Girls - Effusive Supreme
アメリカのアーティスト集団LOVELY LITTLE GIRLSによる23年作ですわ! 特徴的なジャケットを手掛けるのはボーカルのGregory JACOBSON! ジャズ・プログレ・ファンク・ラテン…思いつく限り全てをアヴァンギャルドに混ぜ合わせたそのサウンドは、なんでもありで強烈ですわよ!
Materialeyes - Inside Out
あたかも70年代の英国からタイムスリップしてきたかのようなMATERIALEYESによる23年作ですわ! 往年のブリティッシュロックのような…いえ、もはやそのもののような牧歌的で叙情性あるサウンド! フルートにアコギ、ハモンド&モーグオルガンといったヴィンテージサウンドにより、あの頃の英国がここに蘇りますわ…!
Tusmørke - Hestehoven
ノルウェーの「Tusmørke」による23年作は、不思議なサイケデリック・フォーク体験が楽しめますわ! 基本的には明るく陽気でポップなのですが、どこか怪しげでシニカルなメロディと絡み合っていますわ。 気づいた頃には幻惑的な魅力あふれるヴィンテージ・サイケ・フォークの世界に迷い込んでおりますわよ!!
Thy Catafalque - Alföld
ハンガリーのアヴァンギャルドメタルバンドThy Catafalqueによる23年作は、ブラックメタルとハンガリーフォークのサウンド両方が楽しめるアルバムですわ! 曲によっては極端にサウンドが変わったり、あるいは融合を果たしたりと二転三転するサウンドが面白く、実に多種多様なフォーク・ブラックメタルが聴けますわ! 激しく退廃的ブラックメタルの中にある民族音楽の見事な調和ですわ!
Sebastian Hardie - Four Moments
とてもくだらないお話なのですが、先日の話をしたタイミングで、「そういえばっぽいプログレないかしら」と思って調べてみたら、なんと! ・ハーディというオーストラリアのバンドを見つけまして、聴いてみたらこれが70sシンフォプログレど真ん中みたいな作品でして、とっても素敵ですわ! やりますわね!
バルモレイ - Pendant World
ポストクラシカルの先駆者として著名なテキサスのBALMORHEAによる23年作ですわ! ピアノを中心としたクラシックなサウンドは、アンビエントのようでありつつも、内包されるダイナミックな音のパワーには驚きますわ!クラシック好きな方には特におすすめの名盤ですわ!
Juglans Regia - Neranotte
イタリア・トスカーナ出身のJUGLANS REGIAによる23年作は、80年代ロックンロールのような勢いのあるリズムセクションの上で、情熱的に歌い上げるボーカルが非常に魅力的ですわ! しかし、そのサウンドはとてもメロディアスで特徴的なボーカルも相まってオペラロックのようなドラマチックな雰囲気も感じられますわ。 イタリアの夜はドラマチックで情熱的ですわ!
Sophya Baccini's Aradia - Runnin' with the Wolves
イタリアの美魔女集団ことSOPHYA BACCINI'S ARADIAの10年ぶりとなる23年作ですわ!ダーク・シンフォニック・オペラ・ロックというジャンルがよく似合うSophya Baccini嬢のボーカルは、まさに魔性の美声ですわ!!ヴァイオリンやサックスなどクラシックなサウンドを巧みに取り込み、耽美的なアルバムに仕上がっていますわ!
Svntax Error - The Vanishing Existence
オーストラリアのSVNTAX ERRORによる23年作は、バンドの代名詞でもある「テルミン」という楽器とギターによる唯一無二のサイケデリックサウンドは、独特な浮遊感と神秘性を表現しておりますわ!メロディとノイズ・カオスと構築と、相反する様々なスタイルを巧みに行き来しながら、アルバムを美しくまとめあげていますわ!!
Rolf Zero - Paxillus
キノコといえば…。
オーストラリアの「Rolf Zero」が贈る23年作は、まさにそのキノコをテーマにしたもの。タイトルは「Paxillus」。これは「ヒダハタケ」という毒キノコだそうですわ!美しく神秘的なサウンドを奏でる作品で、「世界の終焉」というテーマに迫るコンセプトアルバムですわ!キノコの力が世界を導くのかしら…興味深いですわね!
Arch Echo - Final Pitch
つい先日の来日公演にRPG「原神」のオンラインライブにも参加(!?)したアメリカのARCH ECHOによる23年作ですわ!フュージョンとジェントを混ぜたFu-djentという新しいジャンルを生み出しスリリングでキャッチーなサウンドを展開!今作ではバンド初となるヴォーカル曲も収録・Jordan Rudessをゲストに迎えたさらにプログレッシブな最新作は必聴ですわ!
Electric Orange - Gap
クラウトの本場ドイツから「ELECTRIC ORANGE」の23年作がやってきましたわ!サイケ・クラウト・コズミックサウンドを現代的にブラッシュアップした本作は、まさにネオ・クラウトロック!ジャム感あふれる小曲と15分超えの大曲のミルフィーユが美しいアルバムですわ!
Fistfights With Wolves - The Sheep That Eats The Wolf
アメリカの「Fistfights With Wolves(FWW)」による23年作ですわ!ネオフォークロアのような抒情性とコンテンポラリージャズとアヴァンギャルドのバランスが素晴らしく、ボーカルをとるAnastasya Korolの表現力によってダイナミックに仕上がっておりますわ!1曲1曲が1分に満たない12部構成の小組曲「RMFP」のアイデアはまさにプログレッシブさを感じますわ!!
Ring Van Mobius - Commissioned Works Pt II - Six Drops of Poison
2021年にノルウェーのパフォーマーHarald Beharieから依頼を受けた「Ring van Möbius」は劇伴音楽を作成しましたわ。そのプロジェクトはノルウェー批評家協会賞にノミネートされ、さらにバンドはこの劇伴音楽をブラッシュアップしたのが、この23年作ですわ!エマーソンを彷彿とさせるヴィンテージサウンド!混沌と狂気によってギリギリのバランスで成立しているサウンドはインパクト抜群ですわよ!
Eyeless Owl - Murmurations
今最もホットなConiguliaro兄弟の弟のソロプロジェクトが「Eyeless Owl」ですわ!そのサウンドはマスアヴァンプログレの傑作で、70年代のような雰囲気も感じつつも、タイトな演奏に予想もつかない展開にあっという間に魅了されてしまいますわ!
Einar Solberg - 16
ノルウェーのプログレッシブメタルバンドのフロントマン、Einar Solbergの初のソロ作品は、「16」歳の頃の葛藤や不安を美しいボーカルで表現。メタル、ラップ、バラード、様々なスタイルで大人になる間の感情を描く、エモーショナルなアルバムですわ!
Jay Tausig - Louder Than Words
毎月アルバムを出しているAstral Magickにも所属しており、その精神性を受け継いだアメリカのJAY TAUSIGによる23年作ですわ!彼もまた、毎月くらいのペースで新譜をだしており、今作はうねるようなサイケサウンドにトリップ感の強いコズミックサウンドが特徴的ですわ!
タイトルの通り「言葉よりも」音を聴け、音を!ですわ〜!
SWRM - Salamander
アメリカで映画や舞台作品の作曲家「Alec K Redfearn」と彼の作品の参加したドラマー「Matt McLaren」によるSWRMによる23年作!シンセとドラムという組み合わせはNEU!のハンマービートを彷彿とさせますわ。サイケクラウトでありながら中東的なメロディラインが魅力ですわ!
Dominic Sanderson - Impermanence
イギリスから齢23歳の若き天才Dominic Sandersonのデビューアルバムが登場ですわ!!70年代から現代に至るまでのプログレの系譜を一身に引き継いだかのようなそのサウンドは、メロトロン・キメ・変拍子・ジャズ・叙情・展開など、プログレファンの「これよ、これ」が宝石箱のように煌めいていますわ!!
今後の彼の活躍にも期待する傑作の誕生ですわ!!
AVENGED SEVENFOLD - Life Is But a Dream…
アメリカのAVENGED SEVENFOLDの23年作ですわ!元々はメタルコア・メロディックメタルで「世界で最も危険なロックバンド」として活躍していましたが、このアルバムでサイケ・プログレに超接近!メタルの激しさを持ちつつも、メロトロンやストリングで叙情的に聴かせたりと、激しい緩急のついたエモいサウンドに仕上がっておりますわ!
The Holy Family - Go Zero
イギリスのThe Holy Familyの23年作は、霧がかった暗く深い森の中を彷徨い、怪しげな儀式に遭遇する…という、まさにホラー映画のようなイントロから始まりますわ。コズミック・サイケ・フォークを黒魔術で融合させたようなダークなサウンドにトリップ間違いなしですわ!
次に生贄になるのは…あなたですわー!!!
Sfaratthons - Odi et Amo
プログレ界の期待の大御所新人ことSFARATTHONSによる23年作ですわ!美しいフルートの音色は地中海の優美さを、そしてアコースティックなサウンドによる地中海の情熱と叙情的な響きが美しいですわ!古代ローマの詩文「我は憎み、そして愛する(Odi et amo.)」のように、相反する感情を見事に表現したアルバムですわ!!
Bear the Mammoth - Purple Haus
オーストラリアの「Bear The Mammoth」による23年作はギターとシンセが絡み合い、実験的な要素がちりばめられたインストポストロックですわ。マスロック風のリフや、独創的な曲構成が随所に登場し、重厚ではなく静かに燃える炎のような力強さを湛えた作品に仕上がっておりますわ!
Mad Curry - Mad Curry
カレーと言いましたら、ベルギー出身のMAD CURRYというバンドですわね!キャッチーなリズムセクションとパワフルな女性ボーカルが特徴的ですわ!70年代プログレのジャズ・ロックで、オールドロックお好きな方におすすめですわ。インド感は特にありませんことよ。
The Fierce & The Dead - News From the Invisible World
イギリスの「THE FIERCE AND THE DEAD」の23年作は、オルタナティブなセンスが華やかに花開きポストロック、サイケ、メタル、シューゲイザーなど、あらゆるジャンルを織り交ぜて調和しておりますわ!その中でも特筆すべきはSAXの美しく多彩な音色で魅了させてくれますわよ!
Mort Garson - Journey to the Moon and Beyond
カナダの作曲家であり、初期電子音楽のパイオニアMort Garson(1924-2008)の、新たに発掘された作品も含めたアーカイブ作品ですわ!70年代の映画やCM。番組のBGMなど媒体問わずのサウンド集は、エレクトロニックかつどこか未来的で、当時の雰囲気や喧騒も想起させてくれますわ!ちょっとレトロゲームっぽいピコピコ感も良きですわ!
Nolan Potter's Nightmare Band - Honey
英国作家John Reppionによる小説「Tales From the Library of the Occult」シリーズの第5弾を「Nolan Potter's Nightmare Band」が担当!妖艶で蠱惑的なジャケットで、アルバムを再生すれば、不気味で幻惑的なフォークホラーによる寓話の世界へとご招待ですわ!
Kanoi & KRPL - Geierspeis
オーストリアのKRPLと、ソロでも活躍するKANOIがタッグを組んで作ったスペースドゥームロック!タッグを組んでから4作目ということもあり、息の合ったセッションを見せ、オリエントな香り漂うサイケデリックとヘヴィなビートの相乗効果で刺激的な体験を約束してくれますわ!
Le Mur - Keep Your Fear Away From Me
ドイツのLE MURが贈る23年作は、クラウトの本場から響く、ダークでドゥーミーなサイケデが響き渡りますわ!ループするリズム隊に対して、優美なオルガンと情熱的なギター・サックスが、コンテンポラリーな魅力を誘いますわ!これぞクラウト×サイケの究極融合ですわ!
Hansi Fuchs - Too Much Too Many
ドイツのHansi Fuchsによる23年作ですわ!繊細でメロディアスな音楽が、叙情的な美しさで響きわたりますわ。フォーク、サイケデリック、シンフォニックな要素が70年代プログレッシブ・サウンドと調和し、美しい音景色はまさに匠の技でございますわ!
===
以上ですわ!
カウントしてみるとちょうど60枚(わたくしカウントが苦手なのですが...)でしたので、毎月約20枚ほど紹介してきた計算になりますわ。今回はまとめてアーカイブいたしましたので、かなり長いアーカイブ記事になっておりますが、今後はせめて月毎にアーカイブするようにいたしますわ!
しかし、それでも供給に対してレコメンドの枚数が追いついていないので、困ったものですわ。急がないと年が明けてしまいますわ〜〜〜!!!もう時すでに遅しですが...。
また、こちらではまとめておりませんが、テンプレートの画像や漫画で紹介してきたアルバムも数枚ありますので、そちらも後日、別記事としてまとめさせていただければと思いますわ!
それでは皆様ご機嫌ようですわ〜〜〜!!