ぐま!ぐま!
ま~ ぐーまー ぐま! ぐーまー ぐまー ま? ぐままままー ぐま! ぐま!
花園distance - 十五
日本の3ピースガールズバンド「花園distance」による24年作ですわ! 3ピースということで非常にミニマルなサウンドでありながら、アヴァンギャルドな緊迫感がありますわ!しかしメロディは不思議なポップさが輝き、聴いてて楽しいアルバムですわ!なんとかならんかなぁ。
Ubermodo - So Very Far from Home
イギリスの「UBERMODO」による24年作ですわ! ハードなサイケデリックから宇宙的なアンビエントまで、その構築美は70年代プログレをリスペクトしつつ非常にトリッピーなアルバムになっておりますわ!! キーボードのカラフルで美しい音に、泣きのギター!たまりませんわ!!
Siljan - Solastalgia
フランスの「SILJAN」による24年作は、メタルのような重さやテクニカルさを巧みに使いつつも、暗く美しい魅惑的なメロディとのバランスがとても素敵ですわ! 現代社会や環境問題に対する苦痛・怒りや悲しみを切実に歌い、その先にある決意や感情を激情的に歌い上げますわ!
Vicinity - VIII
ノルウェーの「VICINITY」による24年作ですわ! ストレートで美しいメロディと、その中で複雑で技巧的なあしらいを持たせる妙技がお見事ですわ! ボーカルのエモさも相待って壮大な展開と激しくヘヴィなブレンドで王道で繊細なプログレメタルが素晴らしい一枚ですわ!
Iterum Nata - From the Infinite Light
フィンランドの「ITERUM NATA」による24年作ですわ! 人の精神奥深くを追求するというコンセプトアルバムであり、退廃的で仄暗いサイケデリック・フォークに、メタル・ブラックメタルの質感を加えた、非常にダークで陰鬱でありながら叙情的な美しさを見せてくれますわ。
Yobrepus - A Rhizome Revolution – part 1
ノルウェーの「YOBREPUS」による24年作ですわ! 哲学における「rhizome」という概念を、昨今の気候変動や現代社会の問題など諸問題と絡め描き出す壮大な2部作の1作目ですわ! シューゲイザー・ドリームポップ・ダークエレクトロなど、複雑でメランコリックなアルバムですわ!
Carpet - Collision
ドイツの「CARPET」による24年作ですわ! ヘヴィ・サイケな骨太なサウンドをベースに、叙情的でドリーミーなヴォーカルがメロディにメランコリックな印象を与えてくれますわ。サイケデリックな独自の世界観で展開される素晴らしいアルバムですわ!
The Prog Collective - Dark Encounters
アメリカ出身でYESの現メンバーとして有名な「Billy Sherwood」が中心となったプロジェクト「The Prog Collective」による24年作ですわ!非常に豪華な参加アーティスト達に目眩がするのですが、サウンドは非常にダークで緊張感あふれるモダンサイケプログレなアルバムですわ!
Magick Brother & Mystic Sister - TAROT part I
スペインの「MAGICK BROTHER AND MYSTIC SISTER」による24年作ですわ。聴いて驚愕!あの頃のスペーシーサイケサウンドに、宇宙...いえ、タロットの世界と交信ですわ!幽玄なボーカルにグルーヴ感のあるリズム。音の中に漂ってみれば、さながらそこは曼荼羅のようですわ〜!
Hawkwind - Stories From Time And Space
イギリスの大御所サイケデリックバンド「HAWKWIND」による24年作ですわ! 今作はゆったりとした夜想曲のようなノスタルジーあふれる作品となっておりますわ!アルバム名の通り「時空を超えた物語」を祖父から語り聴くように、穏やかで壮大な時空への旅を楽しみましょう!
Moon Tide - 初音ミク
初音ミクちゃん様のプログレといったら、こちら!かの畑亜貴さまとも親交深く、笑っていいとものジングルやうる星やつらの劇中BGMも手がけられた安西史孝さまが2009年に発表された作品ですわ!2009年はββ時代ですわね。美しいメロトロンの響きと初音ミクちゃん様の声が相性良く、浮遊感あふれるサウンドが魅力的な一曲ですわ!ということで「先生何やってんすかwwwww」ですわ!
Nick Johnston - Child of Bliss
カナダの「NICK JOHNSTON」による24年作は、現代のギタリストを代表する彼の卓越したテクに裏付けされた繊細なギタープレイが楽しめますわ! ジャズ・フュージョン・ハードロックなど様々なジャンルを織り交ぜた、まさに極上のインストゥルメンタルアルバムですわ!
Lucifer Was - En Fix Ferdig Mann
ノルウェーの「LUCIFER WAS」による24年作ですわ。 実はこのバンドは70年代初期から活動していたものの解散し、90年代後半に再結成をしたバンドですわ! 70年代のオールドなプログレサウンドはそのままに、野趣溢れるサウンドとボーカルの力の入った歌声がクセになりますわ!
Borknagar - Fall
ノルウェーの「BORKNAGAR」による24年作ですわ。 北欧らしいフォーキッシュさと荘厳さを感じるブラックメタルサウンドは極寒の地で熱く揺らめく力強い炎のように激しく、そして時にはメランコリックで冷たい氷のように静かに響き渡る美しいサウンドですわ!
Macroscream - Macrophonix
イタリアの「MACROSCREAM」による24年作は、インパクト大なジャケットに、それに負けないくらいインパクト大なイタリアンプログレに仕上がっておりますわ! 壮大なシンフォニックと緊張感のあるタイトで巧みな構成力、そしてアクの強いボーカルは、とっても癖になりますわ!
FAUST - Momentaufnahme III
ドイツの偉大なバンド「FAUST」のアーカイブ音源&未発表音源シリーズの第3弾ですわ! つんざく様な生々しいアヴァンギャルド・ノイズ・コラージュと緊張感のあるジャムサウンドは、非常に素晴らしい作品ですわ!クラウトロックの"こぶし"が効いていますわ〜!!
FAUST - Momentaufnahme IV
第3弾があるということは、そう第4弾があるということですわ。昨日ご紹介しました「FAUST」の音源集第4弾ですわ! ファウストはインダストリアルやノイズミュージックの源流とも感じられる質感のある音が素敵ですわ! 鉄と土煙の香りが漂うザラザラとした音。良きですわ!
Locrian - End Terrain
アメリカの「LOCRIAN」による24年作ですわ! 泣き叫ぶ様な轟音が多層的で複雑に響くのですが、不思議とストレートに感情が伝わってきますわ! 絶望や終末。退廃的な世界にこそ宿る耽美な美しさに触れられるアルバムですわ!!
Rhûn - Rhùn tozzos
フランスのRHÙNによる24年作ですわ! サイケデリックのように呪術的なモチーフを繰り返しながら、ノイズ・即興・そしてカンタベリー風味なジャズの味付けが非常にZeuhl! 非常にカオスな音ですが、細い糸のようなギリギリのラインでまとめあげている見事な作品ですわ!
Perilymph - Progressions Imaginaires
フランスの「PERILYMPH」による24年作ですわ! 叙情的なメロディとサイケデリックなサウンドが非常に巧みに調和されており、往年のプログレ作品のような雰囲気たっぷりなレトロさを持った作品ですわ!!素敵ですわ!!
ヴィエナ - ステップ・イントゥ・・・
昭和最後に発表された日本のプログレをご紹介! 元ジェラルドの藤村様、アウターリミッツの塚本様、元ノヴェラの西田様など豪華なメンバーで結成されたスーパーバンド「VIENNA」による1988年12月に発表されたアルバムですわ! ギターとシンセサイザーの絡み合うような美しい旋律と、シンフォニックな壮大さは、その後のプログレメタルジャンルを先取りしたような素晴らしい作品ですわ! 昔のFFなどのゲーム音楽がお好きな方は、きっとお好きなサウンドですわよ!
プログレ名盤レコメンド
2024年4月にレコメンドさせていただいたプログレアルバムですわ!
テキストによるご紹介を22枚、名盤レコメンドで6枚。合計28枚のアルバムをレコメンドさせていただきましたわ!
ちょっと話は脱線するのですが、5/5にSteve Hillage様とMiquette Giraudy様によるテクノバンド「SYSTEM7」の来日ライブに参加してきましたわ!
とても素晴らしい時間だったのですが、わたくしがあまり「SYSTEM7」を聴きこめていなかったのと、クラブという慣れない環境下だったこともあり、詳しい感想を記載するのは難しいのですが、まずは去年のTHE STEVE HILLAGE BAND & GONGで来日された時にも使用されていたヘッドレスギターを携えてステージに現れた時は、おもわず心の中でガッツポーズをしてしまいましたわ!やはり、テクノとはいえSteve Hillage様のギタープレイを見られるのはとても嬉しいですわ!!
また、会場が沸くとMiquette Giraudy様がこちらを見て笑ってくださったり、盛り上げる時に驚いたような表情をされるのがとってもチャーミングで素敵でしたわ!
特にお二人が同じマシンを触ろうとした時に、うっかり手が当たりそうになって、見つめ合いながら笑い合うお姿は本当に可愛くて、素敵なお二人だなと萌えてしまいましたわ〜!!
プレイも後半にかけて少しずつヒートアップしていき、代表曲ともいえる手塚治虫作品をテーマにした「Hinotori」でフロアのボルテージが上がり、そこからの畳み掛けるようなプレイで、もうフロアはフルボルテージでしたわ!!
演奏後にフロアから上がる「One more!!」の声に応じてくださり、人差し指をあげて「One more!!」と返してくださりアンコール!出番の後も、ステージから握手に応じてくださったりと、とても素晴らしい時間を楽しむことができました!!
今月末には、MoonSafari様の来日と、プログレではありませんが宮沢和史様のライブにも参加する予定ですので、今からワクワクが止まりませんわ!!
5月も引き続き皆様にたくさん素晴らしいプログレをご紹介できればと思いますわ!それではごきげんよう。