(2024-02-15 追記)この記事を元にブログを書きました。
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この話が当てはまる人の前提として、学校教育の課程を終えて社会に出て1年以上経ったという人たちを想定している。更に、生まれ育った土地から離れた経験がある、という条件も加えるべきかもしれない。
さて、今みなさんがこの1年で会った人たちの中で、今の仕事とは無関係に、学校教育を終えた後も年に1回以上の頻度で会っている人は果たしてどのくらいいるだろうか?
「たくさんいるよ」
と答えられる人は少数派ではないだろうか。
少なくとも筆者にとっては、そんな人は中々いない、稀有な存在だ。
社会に出ると、生活の中心は仕事になる。
更に家庭を持つと、それだけで24時間が埋まることもある。
仲が良かった者同士でも疎遠になることは珍しくない。
それなりの密度で同じ時を過ごした者同士なら、数年越しの再会でも意外とすぐに打ち解けられるものだ。
ただし、それを繰り返していたら、人生の内でその人と会えるのは10回とか20回とかいう話になる。
「……あれ? それで良かったんだっけ?」
とならないだろうか(筆者はなった)。
それに、久しぶりに会ってすぐに打ち解けられる関係性だったとしても、長く離れていたら多少、不安にもなる。通じ合っていたと思っていても、幻想だったのではないかと揺らぎもする。
筆者にも子供の頃ずっと仲が良かったが、今は音信不通になっているような友人がいる。
中年ぐらいになると、「ひょっとして、もう死んでたりしないよな……?」とか、思わないでもない。
だから、自分にとって大事な人なら、きちんと連絡を保った方が良い、という当たり前の結論が出てくる。
まめに連絡を取り合うのは、そんなに多人数でなくてもいいだろうが、たまに連絡を取るぐらいならそれほど負担でもない。
そして、会えるなら会おう。
せめて、年に1回ぐらいは。