絆音は、ウェブサイトを作っています。
みんなが見る、あんなサイトやこんなサイト・・・。
もしかしたら、私が作ったものかもしれません。
見た目をつくる
私は、ウェブサイトを作る人です。
いろいろな色、形、配置、間隔・・・・・・。
たくさんのことを考えて作ります。
「見やすい」 「分かりやすい」 「使いやすい」。
そういったデザインを、動きを、ずっと考えて、叶えていきます。
そういう人のことを、「フロントエンド・エンジニア」っていいます。
しくみをつくる
ウェブサイトだけでは、できないこともあります。
ページを移動したら、データを覚えておくこともできません。
ウェブサイトには、お手伝いさんがいます。
サーバーっていいます。これも作ります。
サーバーさんと仲良くお話して、いろいろなお仕事をしてもらいます。
ものごとを覚えてもらったり、何かデータを加工してもらったり・・・。
伝え方によって、何をしてくれるかも、たくさん考えてつくります。
こういう人を、「バックエンド・エンジニア」っていいます。
道をつくる
あなたがどこかに向かうとき、住所だけでは行けません。
地図、看板・・・。
そういったものも作ります。
どんなURLに、どんなデータが飛んでいくのか。
誰が、いつ、どこから送ったものなのか。
そういった道案内をしてあげることを、フォワーディングって言います。
そうすることで、正しく通信先まで届いてくれます。
こういう人を、「ネットワーク・エンジニア」っていいます。
データをたくさん覚える
サーバーさんも、お仕事が終わったらすべて忘れてしまいます。
なので、どこかに書いて残しておきます。
せっかくなので、整理して残しておきたい。
そうすれば、後で見返すときに探すのがすごく楽。
たくさん覚えたデータを整理して、探しやすく、覚えやすくして、データベースというところに保存します。
データベースは、プログラムとは別にSQLという言葉でおはなしをします。
SQLでデータベースとおはなしできる人、データの整理が上手にできる人を「データベース・エンジニア」っていいます。
土台を作る
そんなしくみを作るのも、パソコンがなくてはいけません。
みなさんも、パソコンは持っていますね。
でも、何かの拍子に勝手に再起動したりしませんか。
お仕事で使うパソコンが、勝手に再起動しては困ります。
そのために、みんなが使うWindowsや、Macintoshよりも、もっとおとなしい子を使います。
「静かに、じっとしている」「文字を書くことしかできない」子を。
Linuxっていいます。
Linuxは、フォルダやファイル、なにをしているか、してほしいか・・・。
すべて文字で伝えてあげます。
返事も文字です。
すごく、不便で難しいパソコンです。
そんな子と会話して、なかよくできる人を、「インフラ・エンジニア」っていいます。
ぜんぶする人
みんなが使いやすい見た目を作る「フロントエンド・エンジニア」。
サーバーのしくみを作る「バックエンド・エンジニア」。
通信の道案内をする「ネットワーク・エンジニア」。
データを整理して上手に保存する「データベース・エンジニア」。
文字だけで、パソコンとお話できる「インフラ・エンジニア」。
全部できる人を、「フルスタック・エンジニア」っていいます。
一から全部、作れる人のこと。
絆音は、そんなおしごとをしています。