葉桜の頃。ピンクがスス茶けてきて、ちょっと汚らしい色合いになる一方、新芽の黄緑を見てみてください。
イチョウ、サクラ、モミジ、ヤナギ。。やわやわの優しい黄緑色が溢れていて、世界ってなんて柔らかくて光っていて美しいんだ!って思う。
このフレッシュな新緑は、ゴールデンウィークが来る頃にはずいぶんたくましい緑色になるから、ほんと今だけ。
彩りを見れば、ポタポタに咲いてる美味しそうな八重桜。もうすぐ咲きそうなハナミズキ。軒先にはジャスミン…薫ってくるかな。サツキもそろそろ咲き始め。花びらの取れたチューリップは少しマヌケだ。
変化に気づいてすごいね?って褒められちゃったことがあるけど、わたしは植物たちを見守るのがなんとなく好きなだけ。ソーシャルなことにはだいぶ疎い。同じように生きていても、着眼点って人それぞれで面白い。
最近心がグチャグチャになる悲しいことが続いてしまった。そんな日々の中では、大好きな新緑の世界を見て、フワ〜美しい‼︎と思う日と、全く目に入ってこない日があった。行き道で目に入らなくて、帰り道で「あぁ、行きのときは自分余裕なかったな」と振り返りをするきっかけになったりもする。もちろん純粋な感動で心がぐんと元気になったりもする。
ボタニカル派を謳うわけではないんだ。。完全に都会暮らしだし。でも些細でも、一瞬で心をキュッと寄せられることがあるのは、ありがたいなぁと思う。トキメキっていうのが一番しっくりくるかしら?それは人によっては、音楽であったり、食べ物飲み物であったりするのかな…??