運動習慣

さと
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ジムに数回だけど行ってみた。人生初である。

運動が嫌いなのだけど、本当にすべてが嫌いなわけではないので、厳密に言うと「ただ歩く・走るのが嫌い」「身体的に苦しいのが嫌い」が正しい。これが合わさり、長距離走が死ぬほど嫌いだった。これのせいで体育自体が「嫌い」に塗りつぶされた。

歩く・走るだけの動作はとにかく脳と目と耳が暇なので苦手だ。なので、多分だけど、映像を見ながらならいける気がする。散歩しながら頭を働かせられる人は散歩がよいのだろうけど、私はあまり主体的に散歩ができない。旅行だとできるので、オンオフがあるのかもしれない。

休日は家から出ず服も着替えず過ごす日が大半のため、100歩以内で一日を終えることがままある。何もしないのに着替える理由も特にないよな? となっり。

しかし、いい加減に運動習慣ゼロなのも良くない、と思い、福利厚生のチケットで足を運べるジムに行ってみた。

はじめてジムに行ってみて感じたのは、「塾の自習室に似ている」だった。それぞれがそれぞれの目標を持ってそれぞれの動きをしている。人はたくさんいるけれど、恥ずかしがっていない。塾の自習室と同じだ。この無限大の所在なさも、体験入塾で自習室に足を踏み入れたときと良く似ている。

塾は結局1-2ヶ月で慣れて、最終的には家より長くいたけれど、それは普通に私が「勉強の方法」を知ってたからで。私は人生において「体育」以外の運動をしてこなかったから、多分きっと、ジムに慣れるには精神的にも肉体的にも時間がかかる。体の動かし方を何一つ知らないから……。運動をきちんとやっている同僚に話を聞くと、筋肉の構造とか効率の良い運動の仕方とか何一つ知らなくて(というか他の人は知ってることも今知った)びっくりした。

せめて、体を動かすことに慣れるまで続けられたらと思う。続けられなくてもこれからの人生で次にジムに入るときが経験値ゼロでないのがありがたい。私のモットーは「三日坊主は3日やって偉い」ですのでね。

@quale
私のクオリア