京劇に来させてくれよな、まほステ。
→とか言ってたらエリステに召喚されることになった。
先月、京都に突発で行ってきた。魔法使いたちを探しながら歩いた、楽しくてちょっと打算的な旅。
私が大好きな、「かけがえのないもの」というまほステの曲。
堂々としたイヌツゲの実はオズの髪の色
朝と昼の間の陽光はアーサーの髪の毛
お抹茶と一緒にいただいた松風の焼き色はカインの髪の毛
クロテッドクリームはリケの髪の毛(スコーンって胃で5倍に膨らむことを知った)
めちゃめちゃ待った市バスの接近表示はスノウとホワイトの瞳の色
燃えるようなドウダンツツジの葉はミスラの髪の色
まんまるのナンテンの実はオーエンの右眼
力強い龍の水墨画はブラッドリーの髪
目の前で点ててくれるほうじ茶ビアはファウストの髪
嵐電の案内板はシノの髪の色
秋晴れの深い空はヒースの瞳の色
一個にふたつの牡蠣が入ってるさくさくカキフライの衣はネロの瞳の色
カクテルに浸かったりんごはシャイロックの瞳
「指定席」の電光掲示板の色はムルの瞳と同じ光
くるくると丸まったもみじはクロエの髪のよう
乾いたどんぐりはラスティカの髪の色
苔むした岩はフィガロの不思議な色の瞳
さらさら揺れるすすきはルチルの髪の毛
高くそびえるモミジの葉はレノックスの瞳
羽をもつイロハモミジの種子はミチルの髪の色
ちょっと無理やりなところはあるが、これを考えながら(一つの景色の中にある美しさを彼らに例えた晶とは逆の形になり、浅ましいなとは思うが)ざくざくと京都を歩くのは楽しかった。
紅葉はまちまちだったけど、青いのも赤いのも好きだからヨシ。
いろんなものを探せたね。私はどんぐりを見つけられると嬉しくなるので、ラスティカといっしょに喜んだような心地だったよ。
一番行きたかったのは源光庵。
「そうだ 京都、行こう。」のキャンペーン寺社だったときのポスターが大好きでさ。青モミジもかわいいね。
悟りの窓の方はなんだから瞳孔のようだなあ〜と思いながらぼけっと眺めていた。全然悟りに近づけなかった。
あと、8年ぶり? くらいに龍安寺にいった。
台無しの写真で申し訳ない。
模試の問題か何かでこの方丈が話題に上がっていたことをくるたびに思い出す。私は石庭をぼーっと眺めるのが好きだ。もうちょいあったかい時期ならもっと長く眺めていたろうと思う。
ここしばらくは人と旅行(遠征とも言う)に行くことが多かったのだが、一人は一人で良いものだな、と思った。どちらも楽しいけどどっちもやるべきだな、と。
魔法使いたちを思い浮かべながら知らぬ街を歩くのも、脳を一人で使えるからこそだもんね。(あとカキフライを食べるのに1時間半待ったのも……)