リチャード三世がSNSアカウントを開設する話7

木津川結
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 そして一週間後の今、エリザベスは再びリチャードの執務室で、タブレット端末を手に頭を抱えていた。

「……陛下、わたしは申し上げましたね。毎日何をしたのかを細かく書いていただきたいと」

「ああ。だから書いている」

「確かに」

 エリザベスが手にする端末には、リチャードのSNSのホーム画面が表示されている。

『○時○分、地方からの陳情を読む』

『○時○分、某国の大使と会談』

『○時○分、寺院で儀式の打ち合わせ』

『○時○分、帰りに印刷所を視察』

@quitecontrary
小説の下書きのようなもの lit.link/kizugawayui