思考の整理-恋愛

rabi
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自分は他人に対する見方や考え方がひねくれていて、知識や経験が不足していて、拗らせている、という前提で書き置く。

恋愛感情がわからない。正確に言うと、人と付き合いたい恋愛したいという気持ちがわからない、持てないのだと思う。理由として考えられるものを挙げてみる。

・人の好意を疑ってしまう。自分は基本人から嫌われていて、恋愛感情を向けられるに値する人間ではないと思っている。気持ちを素直に受け止められない。好意を向けられても、それを向けられる理由(自分のどこを好きになったのか)が理解できないがゆえに「これはこちらを利用しようとしている偽物の好意なんだろうな」と思ってしまう。

・相手を大事にできる気がしない。基本的に1人でいるのが好きで、友達以上の距離感が苦手。相手のことを一番にして、連絡をまめに返して、定期的に会って、なんてできない。恋人という他人を気遣い続けることはいずれしんどくなる。恋人というものを作るのに向いていない性格。

・自己開示が苦手。深く関わるということは、表面だけでなく、より深いところを知られる可能性があるということ。取り繕い続けるのは恐らく難しい。根がまともでない自覚があるため、自分以外の人に見せたくない。これは友達に対しても同じ。

・付き合うなら結婚しても良いと思える人とが望ましいという考えがある。仮に自身の懸念事項を全て捨て、誰かと付き合うことにしたとする。この時、「いつか別れる」「ただ自分の欲を一時的に満たせればいい」という気持ちで付き合いたくない。自分勝手な理由で相手を縛り、時間を奪いたくないから。いつか切れる人間に精神やお金や時間を使うのがもったいないという理由もある。

・カップルの中には妥協で付き合っている人々もおり、それが歪に見える。どちらか一方には好意なんてなく、相手を大事にする気もない。性欲やら承認欲求やら見栄やらの、利己的な感情で相手を利用している姿が気持ち悪いと思ってしまう。もちろん恋愛感情がなくても気持ちに向き合っている人はいるし、互いの需要と供給がマッチしているケースもある。ただこの感覚は理想主義的すぎるかもしれない。

これらを挙げてみたところで恐らく考え方は変えられないし、簡単に曲げられるものでもないと思う。

でも「恋愛経験がない」「恋愛関係になれるほど深い人付き合いをしたことがない」というのは、人生においてデメリットになるものなのであろう。そう思うと、本当にこのままでいいのかと自問してしまう。

恋人がほしいという気持ちはあるが、ある種、理想的で潔癖な考え方がその気持ちを消していく。

とりあえず誰かと付き合ってみないことには何も始まらないしわからないだろうと、自分でも思う。ただ、好きでもないし大事にできる保証もない、そんな気持ちで人と付き合いたくない。利用したくない。いっそお互いに情のない、セフレのような関係なら楽かもしれない。性行為も「自己開示」の一種だと考えているのでそれもできないわけだが。詰んでいるかもしれない。本当に面倒な人間だ、自分は。