昨日『オッペンハイマー』を観てきた。内容には踏み込まないが、とにかく圧倒される映画だった。あとは、キャスティングがすごい。俳優の佇まいと芝居だけでものすごい密度を画面から感じた(もちろんノーラン監督の力量も多分にあると思うが)。
ところで、小島秀夫監督もデスストで海外の俳優を起用している。ノーマン・リーダス、マッツ・ミケルセン、レア・セドゥなど。他の日本のゲームでハリウッドスターを起用した例は知らない。ChatGPTに尋ねてもデスストしか出てこなかった。
日本のゲームに海外の俳優を、というのは、にわかには信じられない話だ。そもそも、日本映画においても海外の俳優が出演する例はかなり限られている(韓国の俳優は時々見かける)。一体どのようなコネクションあるいは交渉で小島監督は彼らを招き入れたのか、想像もつかない。
ただ、ひとつ言えるとすれば、おそらくハリウッドで映画監督になるよりも、日本でゲームスタジオを立ち上げて海外の俳優を呼ぶほうが遥かに簡単だと思う。その意味では、いま私がゲームをつくっているのは決して悪い選択肢ではない。実際、ゲームをつくり始めるまで、自分がプロの声優さんをお招きすることになろうとは夢にも思っていなかった。夢のようなことが、少しずつ現実になっている。
これから、声優さんはもちろん、実写で活躍している俳優さんとも一緒にお仕事をしてみたいと思っている。具体的なことは言わない(言えない)けれど、きっと楽しいと思う。
小島監督がいなかったら、「自分のゲームにハリウッドスターを呼ぶ」と言っても笑われただけだろう。子供の夢じゃないんだぞ、と。でも、子供の夢みたいなことがもう現実に起きている。じゃあ、もっと馬鹿げた夢を描かなきゃ。
ハリウッドスターとの共演をいつか実現したい。共演?自分が出るわけではないから共演ではないか……まあ、いいや。