最近『ザ・ボーイズ』というドラマのシーズン5を観ている。海外も国内も滅多にドラマは観ないのだけれど、『ザ・ボーイズ』は面白くて最初からずっと追いかけている。シーズン5で完結らしい。このドラマに登場するファイアクラッカーというキャラクターが好きで、彼女を演じる俳優のヴァロリー・カリーさん(小島秀夫監督に倣ってあえてさん付け)のことが気になり始めている。
彼女のインスタを見つけた。けれど、フォローはしていない。フォローする必要を感じないからだ。Xはやっていないようだけれど、仮にやっていたとしてもフォローしないと思う。
そもそも、好きでフォローしている人なんてほんのわずかしかいないと思う。私のインスタは公開アカウントだけれど、フォローしているのはほとんどが友人や知人である。Xはもっと対外的で、過去に関わりのあった人とか、立場上フォローしておいたほうが良さそうな人を主にフォローしている。とはいえ、その基準も曖昧で、フォローしたからなんだとか、フォローしなかったからどうだとか、そういうことは特に考えていない。フォローしたけれどうるさかったらフォローを外すし、そこにうるさい以上の理由はない。
フォロワーが増えたとか減ったとか、そういうことは割とどうでもいい。多いほうが有利に見えるかもしれないけれど、10万人くらいフォロワーを持つ人が「インプレッションが伸びない」とか言ったりしているわけで、数字はほとんど飾りみたいなものである。私みたいに、好きだけれどフォローしていない人もいるだろう。好きじゃないのにフォローしている人のほうが多いかもしれない。
見えないファンは意外と多い。ということが、ファンになるとよくわかる。『ザ・ボーイズ』に登場するシスター・セージというキャラクターの吹き替えを担当されている声優の青木瑠璃子さんのことも、うっすら好きである。フォローはしていない。シスター・セージ以外の担当キャラを知らないし、青木瑠璃子さんについて語ることも滅多にない。ファンを名乗ることはできない。それでも、こうしてエッセィに書く程度には、ヴァロリー・カリーさんも青木瑠璃子さんも好きだと思う。それくらいの距離感で、私のことも好きでいてください。