青木瑠璃子さんのnote

池田大輝
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公開:2025/5/16

青木瑠璃子さんという声優がいる。最初に断っておくと、特にファンとかではない。青木瑠璃子さんの出演作は『ザ・ボーイズ』だけ観たことがある。シスター・セージというキャラの吹き替えを担当されていた。青木さんはYouTubeで頻繁にゲームの実況配信をされていて、そのうち『Abiotic Factor』という、ヤバい研究施設から脱出するサバイバルゲームの実況だけは見たことがある。あ、『マリオパーティ ジャンボリー』も見た。とにかくめちゃくちゃゲームが上手い。

青木さんはnoteもやられていて、『ふわふわ倶楽部』というメンバーシップを開設されている。月200円でメンバーになることができる。私は1年ほど前から加入している。調べてみたら、2023年の時点で会員数は1000人を超えていたらしい。今はもっと増えて1500人くらいと仮定すると毎月30万円の収入だ。手数料が引かれるとはいえ、生活するには充分な額である。いいなあ、羨ましい。

メンバーシップの詳細については書くことはできない。有料会員限定だから、当然である。メンバーじゃなくても知り得る範囲で書くと、記事は週に一度くらい更新される。ほぼ、日記みたいな感じ。自撮りがたくさん見られるのもメンバーシップの特典だ。このあたりの話は、一発目の記事に書いてある。

https://note.com/fuwafuwa_man/n/nb4726e807ce1?sub_rt=share_pw

noteやYouTubeを見ていると、青木さんはファンの扱い方が本当に上手いなと思う。好き勝手に喋っているようで、そんな姿がファンを惹きつけている。配信を見ればわかるが、かなり口が悪い。そういうキャラでやっているのかなと思いつつ、でも、どう見ても素である。でなければこれほど多くのファンはつかないだろう。

ファンに応援してもらうことは、声優に限らず、私のようなクリエイターにとっても大事だ。とはいえ、簡単なことではない。ファンを増やすためになにをすべきかわからない人がほとんどだろう。私もそうだ。とりあえず、簡単にできそうなこととして、こうして毎日エッセィを書いている。エッセィを書き始めたきっかけの半分くらいは、たぶん、青木瑠璃子さんのnoteだと思う。

やはり詳細を書くことはできないのだけれど、青木瑠璃子さんのnoteは、どこか「距離が近い」のだ。あるいは、言い換えれば、青木瑠璃子さんの「声がする」。そういうのがなんかいいなと思って、私も文章を書くことにした。これ以上は書けない。気になった人はぜひ『ふわふわ倶楽部』に入会してみると良い。

ファンでもないのにメンバーシップを購読しているというのも、我ながら変な感じがする。それとも、これはもう、れっきとしたファンなのか? でも、『ザ・ボーイズ』といくつかの実況しか見ていない身分でファンを名乗るのはさすがに気が引ける。あるいは、もしかすると、同じような人は案外多いのかもしれない。ファンを名乗るほどではないけれど、なんとなく面白そう。それくらいの距離感も、悪くないのかもしれない。青木瑠璃子さん。ぜひいつか、私の作品にもお呼びしたい。頑張らなきゃ。

@radish2951
恋愛ゲーム作家。エッセィを毎日更新しています。恋愛ゲーム『さくらいろテトラプリズム』をよろしくお願いします。 daiki.pink