人生の目的、みたいなことを普段は特に考えないのだけれど、もし、あえて言葉にするなら、会いたい人に会うことかな、と思う。どれだけ頑張っても、世界中の全員とは会えない。全員に「いいね」をするのだって、時間を計算すれば無理だとわかる。実際に会って、そこそこ話せる人なんて、一生のうちで1万人もいない。ものすごい有名人でも、SNSでフォローしている数が1000人に満たなかったりするだろう。つまり、会いたくても、一生という限られた時間では、それくらいの人にしか会えないということ。
限られた時間で、限られた人数にしか会うことはできない。これは、人間として生まれた以上、避けることのできないさだめだ。だから、会いたくない人に会っている暇などない。会いたい人に会いに行こう。話したかったことを話そう。一緒にやりたかったことをやろう。そうしているうちに人生は終わる。一生に出会える人は本当に、本当に少ない。新しく誰かに出会うたび、そういうことを思い出し、少し気恥ずかしくなったりする。