妥協という言葉は私の辞書にはない。と書くと仰々しいけれど、妥協という言葉を使うことはないし、頭によぎることもない。誰かと一緒に物事を進めていて、「妥協するしかない」と言われると、妥協せずに済む方法を考えたくなる。結果的に「妥協点」に落ち着くのだけれど、しかし、考えてみると、重要ではないと思っている事柄については、そもそも妥協か妥協じゃないといったことを考えない。それはたとえば、仕事とか。仕事はお金を稼ぐ手段であって、夢を叶える場所ではない、と私は思っているから、そもそも仕事をしていること自体が、ある意味では「妥協」しているともいえる。
自分のやりたいことに関しては、絶対に妥協したくない。最初に書いたように、妥協するという発想がない。夢は叶うまで追い続ける。途中で辞めない限り、夢は必ず叶う。妥協というのは、途中で辞めることである。仕事は期限が決まっているから、妥協することが仕事になる。夢は違う。夢は逃げていったりしない。逃げるのは、夢を追いかける人間のほうだ。やりたいことがあるのなら、叶うまでやり続ければ良い。受験でさえ、何度だって挑戦できるのだ。一度きりの勝負なんて、この世にはほとんどない。
例外があるとすれば、恋、だろうか。想いを寄せる相手が、私を受け入れてくれるとは限らない。絶対に叶えたい恋が叶わなかった場合、どうすれば良いのかわからない。けれど、それでも、妥協したくない。というか、恋愛における妥協は、すべての関係者に失礼だろう。やっぱり、妥協したくない。夢は必ず叶える。欲しいものはすべて手に入れる。大事なものは多くはない。ひとつずつ、集めていく。