初めて、あるいは久しぶりに会った人から「しずかなインターネットを読んでいます」と言われることが増えた。しずかなインターネットとは、あなたがいま読んでいるこれのことだ。2025年に入ってから、毎日エッセィを書いている。主には、私という人間を知ってもらうため、簡単に言えば、宣伝のためだ。
がやがやと押し付けがましい宣伝は、見るのも打つのも苦手だから、これを読んでください、とお願いすることはない。広告もアフィリエイトもないから、どれだけ読まれようと、読まれなかろうと、直接的な収益には一切結びつかない。ここは、ほんとうに「しずかなインターネット」なのだ。
そんな場所を、あなたが、わざわざ、時間を割いて読みに来てくださっているということが、どうにも不思議というか、面映ゆいというか、そんな心地である。正直、照れくさい。まあ、照れくさい部分を露わにするのが仕事と言えなくもないのだから、別に良い。むしろ喜ぶべきだろう。
なんて、安易な仕事論に逃げようとするあたり、恥ずかしさを隠しきれていない。まあ、そんな人間ですが、これからもよろしくお願いします。気が向いたら、読みに来てください。あなたが気が向いたときのために、わざわざ毎日書いている、ってことにしておいてあげますから。