結局、アメリカ滞在中に創作活動はほとんど進まなかった。学会のために来ている、とはいえ、空き時間はそれなりにあったはずで、有効活用できなかったのは情けないと言わざるを得ない。新作ゲームを大急ぎでつくらなきゃいけないのと、ほかにも締切が迫っている原稿がある。帰りの飛行機の中で多少進められたらいいなとは思っているけれど。
とにかく、全然、だめなのだ。もっと頑張らなきゃいけない。努力の総量が全然足りていない。他人と比べても意味がないことはわかっているけれど、それでも、その背中を見てしまった以上、意識しないわけにはいかない。立っている地点が、見えている地平が、もう、全然、違うのだ。
なんて弱音を吐いている間にも、その人は先に進んでいる。差は開いていくばかり。そもそも比べること自体が烏滸がましいのかもしれない。身の程知らずもいいところ。ライバル視する相手を間違えるのは、もう、どうしようもなさそうである。ライバルだと思った以上、その人を意識せずにはいられない。たとえそれがいかに非合理的で、非論理的な妄想だとしても。
何かに突き動かされてしまった以上、それに耐えうるだけの肉体と精神をなんとか維持しなければならない。頑張るとは、そんなイメージだ。自分の力不足のせいで、叶うはずの夢が叶わないことがもどかしい。強くならなければならない。頑張らなければならない。弱いまま生きられたなら、どんなに良かっただろう。
というわけで、頑張ります。一緒に頑張っていきましょう。あなたが頑張っている姿を見ると、頑張らないわけにはいかないのです。