「プリキュアになりたい」と娘に言われたら

池田大輝
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公開:2026/1/26

親としては、できるだけ力になりたいと思う。ただし、一介の親にできることなどたかが知れている。親の力で娘をプリキュアにすることはできない。けれど、プリキュアになる手助けをすることはできる。プリキュアになる方法はひとつじゃない。最も間口が広いのは、プリキュアのアニメに関わることだろう。アニメーターは、なるのは簡単ではないにせよ、それなりの人数が制作に関わっている。キャラクターデザインや作画監督になれば、もう少し「プリキュアになった」感じがするかもしれない。あるいは、プロデューサー的な観点から、プリキュアそのものを企画する人になる道もゼロではない。よりダイレクトなアプローチとしては、プリキュアの「中の人」になる方法もある。こちらは、さらに狭き門だろうけれど、「プリキュアになりたい」という夢に最も近いところにあると思う。

それぞれの確率はきわめて小さい。けれど、プリキュアになりたいという夢をやや広めに解釈するのなら、その総和は意外と大きい。親にできることがあるとすれば、その全体像を正しく、正直に伝えることだろう。子供がどのようなプリキュアをイメージしているのかは、親には知り得ないことだし、親が押し付けるべきでもないと思う。子供は、親が想像もしないことを想像したりするものだ。私は親ではないし、子供もいないけれど、子供だったことがあるからわかる。プリキュアになる方法はひとつじゃない。まあ、親にそう言われても、たぶんムカつくと思うけれど。でも、これは本当だ。狭義のプリキュアだけを数えてみても、歴代のプリキュアが何人いることか。セーラームーンになるよりも、遥かに現実的な夢といえる。

@radish2951
恋愛ゲーム作家。毎日21時頃にエッセィを更新しています。恋愛ゲーム『さくらいろテトラプリズム』をよろしくお願いします。 daiki.pink