昨日、DREAMSCAPE#3というインディゲームのイベントに出展参加した。会場はバスタ新宿の上、LUMINE0という場所である。4月くらいからちょこちょこイベントに出るようにしていて、お手伝いも含めればこれが今年で5回目だ。インディゲーム系のイベントは少なくとも体感ではかなり増えていて、参加するたびに盛り上がりを肌で感じる。
昨日はたくさんの方々がブースにお越しくださった。本当にありがたいと思う。貴重な時間を割いてくださったのだ。期待に応えられていない申し訳なさもある。まあ、できる限りでやっていくしかない。頑張ろう。
こうしたゲーム系イベントに初めて参加したのは2年前。銀座にあるコナミの社屋で開催された、比較的大規模なイベントである。名前は忘れた。そこで、超水道というビジュアルノベル制作チームの方にご挨拶をさせていただいた。そして昨日、超水道のミタヒツヒトさんと2年ぶりにお会いした。
ミタさんは、私のイラストをご覧になって「唯一無二です」と仰った。うれしかった。本当に、うれしい。「上手い」とか「綺麗」ももちろんうれしいけれど、「唯一無二」は抜群にうれしい。
ミタさんとは、特に親しい間柄ではない。Xでも繋がっていないし、文字通り、2年ぶりにお会いした。そのような方に「唯一無二」と仰っていただけたのだから、なおのこと、うれしい。
超水道さんがリリースされているghostpiaというビジュアルノベルがある。私はプレイしたことがないのだけれど、過去に私の作品にご出演くださった声優の櫻庭由加里さんがリポストされているのを度々拝見しており、名前はよく覚えていた。覚えていた、というレベルではない。ビジュアルの雰囲気も、ghostpiaというタイトルも含めて、ghostpiaという総体として認識している。
プレイしたことがないのに、ghostpiaはほかのどのゲームとも違う、と明確にわかる。「読む映画」というキャッチコピーがフィットするゲームはほかにもあるだろう。私のゲームも、ゲームではなく映画に近いものとしてつくっているから、方向性としては似ていると思う。それでも、全然、違う。
唯一であること。ただひとつであること。ほかのいずれでもないこと。どんなものであれ、生まれながらにして唯一無二だ。しかし、世界はそれを忘れさせようとする。ほかのものと同じであるほうが効率的で、都合が良い。だから、唯一無二じゃないほうが重宝される。就活生を見ればよくわかる。そんな世界で投げかけられる唯一無二という言葉は、唯一無二のうれしさである。