2025年くらいから、ここ「しずかなインターネット」に毎日エッセィを書き続けている。本数は、そろそろ500を超える。さすがに少しネタ切れを感じつつある。毎日のように面白いことがあるわけじゃないし、あったとしても書けないことがほとんど。
だから、どうしても似たような話が多くなってしまう。と、私はやや懸念しているのだけれど、たまにエッセィを読んだ人の話を聞くと、どうやら杞憂らしい。たぶん、文章に込めたメッセージの1割も伝わっていない。読者(あなた)を責めているわけではない。文章とは、そのようなものだ。ネットに文章が溢れる昨今、最後まで読もうとする敬虔な読者のほうがレアである。
つまり、ここまで読んだあなたはかなり敬虔寄りの読者であるから、ここまで読んでくれたお礼に、多少は新しい情報を提供しないこともない。同じようなことを書き続けられるのは、同じことを違う視点から切り取っているからだ。言い換えれば、出し惜しみをしているということ。よく「私のすべてを捧げました」と言うクリエイターがいるだろう。本当にそんなことをしたら、二度と創作ができなくなる。このエッセィは創作活動のおまけみたいなものだから、全力を出すわけにはいかない。30分くらいでサクッと書くことが重要である。
あるいは、さらに言い換えれば、すべてのエッセィを読むことで、最初に書いた「書けないこと」の正体がわかるかもしれない。たぶん、AIに読ませてもわからないだろう。どうせ「創作に人生を捧げている人」みたいな、数篇読めばわかることしか言わない。毎日読んでいるあなたなら、私が何を言いたいのか、とっくにわかっているはず。わからないなら、これからも読み続けてください。