締切を守らなかったら守らなかったで、結局、なんとかなったりする。のらりくらりと生きてみても、それなりに生きることができるとわかる。では、締切はなんのためにあるのか? なぜ締切を守らなければならないのか? それは、人生が有限だからだ。何もしなかった夏休みみたいに、人生は、あっという間に終わる。死ぬことは怖くないけれど、せっかくの人生を無駄にしたことは、死ぬ前にきっと後悔するだろう。締切を守ったり破ったりするたびに、シミュレーションの精度が上がっていく。締切は守ったほうがよさそうだ、ということが、少しずつわかってくる。次のチャンスは、たぶんない。そう思うと、締切というものが、与えられた贈り物のように見えてはこないだろうか。締切を守ることは、誰かから受け取ったプレゼントを、丁寧に開封することである。包み紙を剥がすことなく、死ぬまでしまっておくのも悪くはないと思うけれど。
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