いま、早稲田大学の戸山キャンパスの近くに住んでいる。早稲田駅のあたりに出ると、早大生がたくさんいる。私は東京工業大学(今は東京科学大学)の出身だから、早大生の放つオーラが東工大生と違いすぎてびっくりする。やっぱり、キラキラしている人が多い。そしてぱっと見、女子がものすごく多い。これくらいが普通なのだろうか? 東工大は今も男子が多いのだろうか? 女子枠をわざわざ設けるくらいだから、たぶん多いのだろう。なお、私は女子枠には賛成である。大学に限らず、女子が少ないという理由だけでその場所を選ぶのを躊躇する心理は理解できる。早稲田に住んでいるとなおさら思う。なんというか、壁がない。開かれている感じがする。入りたいと思う人が多いのも頷ける。
ところで、私は「私立」と名の付くものに全く縁のなかった人間である。学歴はすべて国公立であるし、今の勤務先も国家機関だ。最初に入った日本ファルコムというゲーム会社も、見方に依ってはほぼ役所みたいな会社である。民間企業では全然うまくいかなかった。資本主義を受け付けない体質なのだろう。そんなわけだから、私立大学出身の人に会うと、少し怖気付いてしまう。畏敬に近い感覚である。早稲田を散歩するときも、びくびくしながら歩いている。そういえば、過去に付き合ってきた人はみんな、東工大生が忌み嫌う、いわゆる「私文」ばかりだった。もちろん、あえて私文の人を選んだわけではない。全部、成り行きである。