眠い。生活リズムが壊れている。今日は調子が悪かった。これを書いているのは2025年5月15日の午前4時16分。はあ。もう少しまともな生活がしたい。本当はもっとやらなきゃいけないことがあるはずなのに、全然できていない。だめだめだ。しょぼん。落ち込むことばかり。落ち込むというか、それがデフォルトなのだろう。低空飛行が当たり前で、少し上手く行けば高く昇れる。それを当たり前だと思うから落ち込む。最低ラインを当たり前にすればそれ以上は落ち込まない。って、頭ではわかってるはずなのにね。頭と世界は同期しない。頭は、この世界とは別のもうひとつの世界なんだ。私という肉体を介して、二つの世界が緩やかに、非同期に繋がっている。だから、肉体は器用でなければならない。器用じゃないと、非同期に振動する二つの世界を同期できない。器用じゃないから、上手く同期しない。もう少し器用であってくれ、私の身体よ。器用といえば、恋愛についても大概不器用だ。恋する相手の頭の中というさらにもうひとつの世界に接続しなければならない。大混乱である。でも、きっとそれはお互い様でしょう。相手の世界にすんなりと同期できる人なんてまずいない。周波数はみんな違う。みんな違って、みんな不器用。そうでしょう? そうだと言ってほしい。ひとりだけ世界に取り残されるのは嫌だ。みんなも同じだと思う。ひとりきりは嫌だから、せめてふたりでいたいから、必死に今日も生きている。私という振り子を揺らして、意味もなく往復して。大量のメトロノームが世界のあちこちでカチコチ鳴っていると思うと面白い。カチコチカチコチ。このメトロノームの音は聞こえますか? どんな音ですか? 何BPMですか? 私にはよくわかりません。私の発する音は私には聞こえません。私の耳に届くのはあなたの声だけ。情けない夜には子守唄を。私はカチコチ鳴らすから、あなたは自由に歌ってください。メトロノームは目安です。あんまり当てにしないでください。って言われても困るよね。自由に歌おう。自由に踊ろう。それくらいなら大丈夫。退屈な夜を飛び出して、砂浜で凍えながら月を見よう。真っ黒な海に反射した月を見たことがある? 私は無い。じゃあ今度見に行こう。深夜四時、レンタカーで。

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