靴を買って思う話

らこ
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ずっと靴を買わなければなと思いあぐねていた。

仕事用の靴を一足しか持っておらずかなり痛みが激しい為そろそろ買い替えねば仕事に行くのに差しさわりがある状態だったのだがもう少し待ってくれ持ってくれとずっと買いに行くのを先延ばしにしていたのだが

今日の出勤時に大雨でずぶ濡れになり急遽買わねば足が冷えて風邪をひきかねない為強制的に買うことになってしまった。

何足も靴を持っている人にとっては余計な出費とがっかりする出来事になりそうだが私にとっては何かに助けてもらったのかと思う程度には良い機会であった。

こんな出来事でもない限り私は生活に必要でも自分が欲しいと思わないものにお金を使うのをいつまでも躊躇ってしまっていたからだ。

これが自分の好みのデザインやおしゃれをするためならこんなに先送りにしないのだが結局仕事で使う為色々と指定があり好きなものが選べない。必要とわかっているが、消耗品なのに割高で摩耗しやすい現場なので持ちもよくない。

ブランドものでもない靴一足くらいさっさと買えばいいのだが(必要なものとわかっているなら)それよりも自分がもっと欲しいものがあるそっちを買わせてほしいずっと我慢しているのにという心と喧嘩して生活に必要なものとわかっていても買えない買いたくない好きでないものには必要なものでも大切なお金を使いたくない心理がめちゃくちゃ働いてしまう。

そんな喧嘩が起こる度お金ってなんだろうどう使うのが正しいのか正解を求めてしまう。正解がわかっていても正解を選びたくないのはその正解を選んでも痛みはあるからだ。

靴を買ったのは全く間違いではなくて無駄使いでもなくて生きて生活していくのに必要なものにお金を使ったので良いお金の使い方をしたと思う。

良かったという気持ちはあるのだがそれだけではいられなくて。

@rako003
余白がすきです。