喉元過ぎれば熱さ忘れる。
家計簿で出費を見返す時度々脳内に浮かぶ言葉だ。
後悔しない生き方をしたいのに
これは買わなければ良かった我慢すれば良かったと振り返りながら
逆に買う前の心境としてはお腹が空いて苦しくて苦しさから逃れたかった
今しかない今だけのせっかくの機会を逃して後悔したくない。
後でやっぱりと思いたくない。
後悔したくないと思って取った行動に後悔しているというなんとも間抜けな状態だ。
お腹が空くは手ごわい。問題は何を食べるかである。
なにかいつも食べた後そこまで…という感想になってしまってお金を払った事を後悔してしまう。短い休憩時間でぱっと決めなければいけない所も失敗しやすい要因となっている気がする。だから最善は何も買わない食べないなのだができる時もあるが、わかっていてもできない時もある。できない時の言い訳が後悔したくない。
今だけの機会を逃して後悔したくないは
所詮人間なので限定品に弱い。せっかく来たしとか送料分浮くなどの文句も自分の財布の紐を緩ませる魔法の言葉だ。ならばずっと魔法をかけたままにしてくれればいつまでも幸せなのに手に入れてしばらく経つと夢から醒めるのは何故なのか。
これは買う前から警告が出ている。買う前に迷うか迷わないかだ。
迷わないものは値段が高くても後悔しないし買った事に罪悪感が無くいつまでも幸福感があるが、
迷って買ったものは値段が安くても後悔するし警告を無視して買った罪悪感も付きまとう。
じゃあ何故警告を無視したかというと付き詰まれば損をしたくないという心理だ。それを得てしあわせになれるかもしれないというチャンスを失いたくないというか。
人は得をすることより損をすることのほうに過剰に反応するとかなんとか
わかっているけどまんまと人間の本能的なものに乗せられて同じ失敗をぐるぐると繰り返してしまう。
しあわせを得る代わりにお金や時間を失って逆に何も得ない代わりに時間とお金は失わないのでプラマイゼロなんじゃ?と思うので買わない、しないという考えに舵を取り続けていればいいのに未来にはできないかもしれないという不安感が私を煽るのだ。
一度きりの人生後悔のない生き方をしたいが為にそれが自分を窮屈に縛って逆に自滅していっているじゃないか。どうなっているんだ。
あとは一か月や一年単位で欲しいという気持ちを抱えていてこれが結構ストレスで解消したいという消費行動もある。(物がほんとに欲しいから買うのか買う行為に酔ってるのかもう怪しい)
未来がどうなるかはわからないが過去の答えはわかっている。
いまの所何かを買わなかった、しなかったことで後悔している事は少ない。
つまりはそういうことなのだ。