ラジオ体操第一の伴奏の楽曲はかっこいい。
まず、イントロから完成度が高い。あのイントロを聞くだけで「ラジオ体操第一」とわかるし、「これから何かがはじまるんだ」という気になってくる。
体操ひとつひとつの伴奏も完成度が高い。上半身をぐるっと回す運動は「回そう」という気になるし、ぴょんぴょんとジャンプする運動は飛び跳ねている感じがする。
最後の深呼吸は、とても落ち着いた感じで終わる。コード進行はトニック→ドミナント→トニックで終わる。楽典理論的にも安定した進行で締めくくられる。よくできている。
ラジオ体操第一が日本国民に浸透したのは、伴奏楽曲の完成度が高いからではないだろうか。