新たにデスクトップPCを組んだ

妻も僕もゲームが好きなのだけど、ゲームを遊ぶリビングにはNintendo Switch(と古のゲームハードたち)しかなく、Steamで面白そうなゲームが出るたびに、都心に新しくできた施設を映すテレビ中継を地方のリビングから見るような、なんとも物悲しい気持ちになっていた。が、これは覚悟(PCを組み立てたりテレビをゲーミングディスプレイに置き換え諸々配線する作業、大量の梱包材を片付けたり不要になるテレビを処分する面倒さ、クレジットカードの請求額などに向き合う覚悟)の問題だなとなり、少し前に覚悟完了してあれやこれやを買った。ゲーミングディスプレイ(AOCのG4309VX/D/11)も買ったのだけど、このエントリーではPCの話だけをする。

PCを買うにあたり、まずノートPCやBTOのものを買うことも考えたが、特にノートであることが活きる用途がなさそうだったり、パーツの価格を調べたところ自分で組んだほうがBTOより安く済みそうだったしケースも自由に選べるので自分で組むことにした。ハードウェアの組み立てはいつだって楽しいというのもある。

さて今回の構成は以下の通り。

ケース: NZXT H6 Flow

ATXのマザーボード、ATXの電源に対応していて見た目が好みなケースを選んだ。ケース自体は同一で搭載されているファンが光るH6 Flow RGBもあるが、光らなくてよかったので安価な方に。筐体の各面のパネルをサッと外せるのでメンテナンスが楽だったり、背面部分にはケーブルを綺麗にまとめるための面ファスナーや結束バンドを留めるための穴があって便利だったり、冷却性能も特に問題なさそうなので満足している。今はケースのファンは元から付いていたものと水冷CPUクーラーのラジエーターを冷やすためものしか付けていないが、ケース下面のファンの有無はグラフィックボードの冷却に響きそうだし、見た目の面でも在るべきものが無い感があり微妙なので追加で設置予定。

CPU: Intel i9 14900KF

パーツ選定当時ではi9 14900KFの最安値から+3000円くらいだったCore Ultra 7 265KFにしようかとも考えたが、枯れていないシリーズのCPUやそれ向けのマザーボードを使うのは自身の知識量的にやや不安だったし性能の面でも大きな差は無さそう(むしろi9 14900KFのほうが若干良さそう?)だったのでこちらに。グラフィックボードを使わない用途なんてあるか…?くらいの理由でCPU内蔵GPUが無効化されている分少し安価になっているKFを選んだのだけど、QuickSyncが使えると配信時の処理を負荷分散できるのかしら?ケチるところを誤ったかもしれない…そして今日改めてKの価格を見たところKF購入時点の価格と4千円程度しか違わない価格になっていた…マアマアマア、勉強させていただきました(ホロリ)。

CPUクーラー: NZXT KRAKEN RGB 280 White

水冷でお手頃価格なものを探して、ケースとメーカーを揃えておくと何かと不都合がなさそうと思いNZXTのこれに。冷却部分にディスプレイが付いていてデフォルトでは冷却水の温度が表示されているのだけど、ここに好きなGIFを表示させられるらしい。

マザーボード: ASRock Z790 Pro RS WiFi

LGA1700のCPUソケットを持っているものの中で、せっかくだしZ790のチップセットで何か良さそうなものは無いかと探していたところ、たまたまAmazonでこのマザーボードが安く売られていたところを見かけ、スペック的に困らなそうだったので購入。このマザーボードはLGA1700のCPUソケットは持っているものの初期インストールされているBIOSのバージョンが第14世代のCPUに対応していなく(これは https://pcpartpicker.com でパーツの互換性を見たときに警告が出たので知っていた)、知らんけどCPU無しでもシュッとできるやろ…と深く考えずに購入したところそんなことはないことが組み立ての段階で分かり焦ったが、試しにBIOSを更新せずに購入したCPUでBIOSの設定画面が表示されるか確認してみたところなんと表示されたので、そのままBIOSを更新、事なきを得た。ちなみにASRockの一部のマザーボードにはBIOS FlashbackというCPU無しでもBIOSを更新できる機能があるのだけど、このマザーボードは残念ながら対応していなかった。余談だけど、価格.comの製品紹介ページの仕様覧を見ると"最大メモリー容量 128GB"となっているが、メーカーの製品紹介ページを見ると"システムメモリの最大容量: 256GB"となっていて、"最大メモリー容量"と"システムメモリの最大容量"は同じ概念を指している?だとしたら価格.comの128GBは誤り?何も分かりません、人生は困難の連続ですね。

グラフィックボード: Inno3D GeForce RTX 4070 Ti SUPER TWIN X2 OC WHITE

大体のゲームを動かして不自由しない性能が欲しかったので、https://www.sofmap.com/contents/?id=nw_ga_gpu や各社BTOのゲーミングPCのラインナップを見て、4070 SUPERあたりが昨今販売されているゲーミングPCのミドルレンジなのかなとまず思い、価格的にあまり気軽には買い替えられないパーツなのでもう少し性能が高く価格も高すぎないものを…と考えて4070 Ti SUPERを積んだものの中でも比較的安価だったELSAのGeForce RTX 4070 Ti SUPER S.A.C OCを買…おうとした直前に売り切れてしまったようだったので、値段もあまり変わらず外枠の色がケースとマッチする白だったInno3Dのこちらに。ファンが2つなのが気になったものの、このブログエントリーを読んで、冷却性能・ファンノイズともに大丈夫だろうと判断した。

メモリー: Crucial Pro 64GB Kit (32GBx2) DDR5-5600 UDIMM

容量についてはゲームをする上でそこまで多くのRAMは不要なんではと思いつつ、PCを開発用途に使うことも視野に入れて32GBx2に。後はあまり考えずDDR5-5600と書かれている中で安価だったこれを選んだ…。ちなみに私はUDIMMというものをこれを書いている最中に初めて知りました。その程度の知識量で自作PCをしています。

電源: 玄人志向 KRPW-GA1000W/90+

パーツ構成的に850Wで十分とは思いつつ、余裕をもって1000Wに。最初はZALMANの1000Wの製品を買おうと思っていたのだけど、いざ買おうとしたタイミングで最安値が倍になっており(!)他のものを探して比較的安価だったこれに。メーカーの製品ページを見ると終売になっていたのでどこかのショップが在庫処分したのかしら。

これらを組み上げたものがこちら。メモリーは挿入位置が不適切だったので後から直した。

組み上げたPC

パーツを組み終えてドライバーも一通りインストールした後SteamでMASH VP! Re:VISIONを遊んでみたのだけど大変快適で良かった。最近はSTREET FIGHTER 6を毎日コツコツやっている。STREET FIGHTERシリーズは数年前からプロシーンを夫婦で追ってるコンテンツなので互いに気軽に遊べる環境が整ったのは嬉しい。DQIIIのリメイクも買ってしまった。RPGは日常でついしてしまう考え事から離れる時間を長く自然に取れるので健康に良い気がする。SteamのフレンドをXとかで雑に募集するとスパム申請が来まくるような話を風の噂で聞いたのだけど本当なのかしら。フレンド募集中。