1円を笑うものはなんたらかんたら。この本質は実はお金のことを言っているわけではないね。たとえ些細なことでも粗末に扱ってはいけないと言う意味だとみんなわかってるはず。
しかしだ、世の中には積もらないチリがある。むしろ人間の寿命を考えればほとんどのチリはチリのままで終わる。
それどころか些細なことを気にし過ぎた結果、大きなものを失ってしまうパターンまでもある。
細かい理屈にこだわりすぎて何も行動できないままチャンスを失った経験が思い当たる人もいるはずだ。
では、何を気にせず、何を気にして生きればよいのか。
ヒントは頻度!
1日100円のジュース代はバカに出来ないが、
3ヶ月に1回1000円無駄遣いするくらいなら誤差うち。
具体的な数値は人にもよるとしても、頻度を無視して金額だけで価値を議論することはできない。
そのタバコを我慢すれば...そのジュースを我慢すれば...10年後には〜のような意見はほとんど役に立たない。
なんというか、人間の活動はそういう理屈には従っていないのだ。1日1円を10年かけてもらえるよりも、3000円をその場で受け取れるほうが人生への影響は大きいはずだ。
逆に例え10万円という大きな金額であったとしても、人生を通して少しずつ分割で渡されるのであれば誤差のようなものだ。
お金の価値を笑おうかどうか迷ったときは、是非とも頻度を考えたい。1年あたりに直すとどれくらいの価値になるのかを考えて、人生においては誤差のうちだと思えば気にしないほうがいいのかも知れない。