虎と空虚

re_bartlby
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公開:2024/11/26

ハンバートハンバートの『虎』という一曲。えげつない曲だったし、ハンバートハンバートらしい曲でもあるなと思う。ハンバートハンバートとamazarashi、あとはロットバルトバロン。この辺りはちゃんと追っていきたいなと思う。

ハンバートハンバートの『虎』が好感を得ているということは、虎にも慣れない李徴を自認している人は一定数いるんだなということだ。心強い。私は他人にまだ開示できないことが多いけれど、自意識として虎にもなれない李徴であること。かといってディレッタントにもなりきれない。この歪んだ自尊心をどう扱えばよろしいのでしょうか。もっとそれに対して恥であったり自己嫌悪であったり感じていればいいのかもしれないけれど、幸か不幸かないのよな。そう、ないのよ。私のは何もない。せめてない振りをしているということがはっきりするか、それとも「本当に」ないのかが分かればいいのだけれど。風の先生は、自分の感情に対して、それを思っている自分がいることは本当だが、それについての評価はまやかしだと言った。素晴らしい。素晴らしいけれど、私が採用できる思考回路でもなかった。

たまに心の躍動は起きる。その躍動を追い求めて、縋って、頼りにしようとしている。他人のことを躍動の道具としている自分が嫌だ。もちろんのその嫌も存在していないのだが……。自分の空虚さ、最近はそのことばっかり考えている気がする。みんな自分の空虚さとどう向き合っているの?