その日にあった良かったことだけしか書き残さない都合のよい日記。良かったことしか思い出さないのでとても体によい。
今はマンスリー手帳とMDノートを併用している。
2012年頃に始めて、毎日きちんとは継続できないながらもなんだかんだやめられずにずっと続けている。
当時、私は3.11をきっかけに思いっきり鬱を悪化させてしまい、いよいよ社会に出られなくなって2年半ほど実家で半引きこもり生活を送っていた。(今となってはそれも大切な時間だったのでその頃のことも少しずつここに書けたらいいなと思う。もちろん良かったこと中心で。)
その中でふと思い立ち、マンスリー手帳を買って書き始めたのが「良かったことだけ日記」だ。
当初はとりあえず、無理矢理でも良かったことを3つ捻り出して書くところから始めた。
良い天気だった
夕飯に〇〇を食べた
お風呂に入れた
みたいな感じ。
正直生きる気力すらなかったけれど、こんなどん詰まりの日々の中でも少しだけ意識して目を凝らせば何かしら良かった(と思える)ことがあるもんなんだなと思えた。
そして後に残ってそこに蓄積されるのは、その良かったこと “だけ” だ。
嫌なことやしんどいことは意識しなくても書き留めなくてもただでさえ記憶に永く色濃く残るものだから、吐き出す用のノートは別にして、自身の成長に必要なもの以外は流れちゃっていいやと思った。
せっかく感じとれたその一瞬一瞬のささやかな温かさだけを、その日の出来事として一日の終わりに思い出せたらいい。そしてそれをたくさん重ねていけたらいい。
日々の振り返りと、前向きな自覚のための道具。